今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

百花繚乱のファッション雑誌

 

昔、アリシャバナの係累としてブログに書いたFeminaと言うファッション雑誌はまだ雑誌として売っているのかToko Gramadiaに行って見た。

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Gramedia Matraman kini kosong tamunya krn Kovid


マトラマンの本店には、実際行ったことがあるが今はBSDにもあるようだ。しかしBSDの方のカメラマンは、一瞬も動きを止めることがなく且つ映像が揺れすぎて話にならなかった。

マトラマンの方は店の係長との話が多くて、こちらも売っている本や雑誌のタイトルはキャッチできない。諦めて雑誌本物をネットに探すと表紙には、何月号とか時期を書いた文言が一切ない。しかし出版社そのものは生きていて、オンラインの提供出版は未だやっているようだから安心した。

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Majalah Kartini

そうしてFeminaのコンペティターであるKartiniと言う雑誌にも会えた。婦人雑誌はGadisと言うのもあったが、Gadisを読み、Feminaを見て、Kartiniになるだろう女性のライフスタイルに応じている。

Feminaとは国際語であるので本籍は欧米かと思っていたが、表示を飾る女性はインドネシア人であり、編集はあの大文豪スタンタクディルの娘さんたちによるものであることはブログに書いた。

Kartiniと言う雑誌はBram Tuapattinayaという人が始めた婦人雑誌でPT Kartini Cahaya Lestariが出版している。前身は1972年の Madonnaである。Katiniの絶頂期は1989年の23万部らしいが昔の話である。

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コンペチタ―と言ったがインドネシアにも沢山の雑誌があり、トコペディアやブカラパック、トコペディアでも沢山売っているが、Kartiniは検索しない限り出てこない。と言うよりもこれらは旧エディションと言うか古本の如く各号が売っているので、何が何やらとなる。購読斡旋するものではないようだ。ではないことは余り購読する程の余裕はないということなのであろうか

ファッション&スタイル部門でBest8があったが、それによるとGadis、her world、 Femina、Harper’s Bazar は目に付いたが、輸入ものが多い。ジャワは余り好きではないようだ。

日本はFujisanというアプリでタダ読みが出来る上に、購読の斡旋スタイルのアプリである。古い雑誌をみたいならメリカリかな。

そして日本のファッション雑誌はVery、Lee、美人st、Fudge、Gisele、美人百花、など74種が百花繚乱で、改めて、日本の多様性に、驚いた。

お世話になりました。Paiton

日本のTVで、神宮だったか野球場の広告にJERAの看板がやたら目に付いていたが、インドネシア発ニュースにこれを見て、驚いた。JERA とは東京電力中部電力の火力発電所の協業体であるが、インドネシアのパイトン火力発電所の持ち分も持っており、これを売却すると言うニュースがあったのだ。

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Paiton Farewell


 

火力発電でも石炭火力発電は、排出するCO2が問題となっており、この発電所を処分する事としたもので、JERAは、とやかく問題の原子力も切り離し、日本の火力電力の5割を押さえる事業体を編成し、その中で、脱炭素の発電をめざすしている。

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Jera 碧南火力

首相が遅まきながら2050年10月26日にカーボンニュートラル温室効果ガス排出の実質ゼロ:CO2 排出量ゼロ:ゼロ・エミッション)を宣言したその前に、このJERAは、それに先駆けた10月13日、その宣言を打ち出し、その一つであるアンモニア発電や水素発電を目指す碧南発電所を試験操業していた。国際的な動きとしてSBT(Science Based Targets:科学と整合した目標設定とは、パリ協定の水準に整合する、企業における温室効果ガス排出削減目標のこと。)プログラムの一つの動きである。

このパイトン火力発電所の株式は三井物産も持っており、こちらはJERAの発表の前、この6月中旬に三井物産も全株式売却すると発表したニュースもあった。

 

パイトンと言えばスハルト末期から、まずは商社のPLN・パイトン詣りが賑やかであった時代を思い出す。ようやくインドネシアの発展から、国営電力会社PLNの一社態勢に不安がおこり、10,000MW増強対策や民間発電事業者(IPP)政策が喧伝され、多くの企業が手をあげていた。

その一つが、大手エネルギー会社メドコが主導するスラバヤの南プロボリンゴに建設したパイトン火力発電所会社(Paiton Energy社1994年設立)でその発電所パイトンI (PLTU Paiton 1: 2 x 615 MW)、パイトンIII(815MW)がある。パイトンII(2x610 MW)は別会社組織か。


このパイトンIやパイトンIIIに三井物産やJERAが参加したのである。

断片的ながらパイトンIIIの報道では「出力80万キロワット級の石炭火力発電所を建設し11年から30年間にわたってPLNに電力を販売する基本合意書を締結した。総事業費は10億ドル(約1,140億円)を上回る見通し」と報道されていた。

 

これを書きながら、この売却で日本の両社とも、大きな利益を上げたことだろうとか、去るに際して礼を尽くしただろうかと思い、JARAが野球場にも広告する意味を探ったりしたが、又ジャカルタのジャパンクラブへの登録はPT Paiton Energyでのみ行っていたことを知った。

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サヒッドホテルと日本とオマーン

 

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Sahid Jaya Hotel

8月19日にサヒッドジャヤの株取引が停止になったことがその週のニュースになっていて驚いたが株式サイトを見ると翌日はもう再開されていてなぁーんだと思うことがあった。

株の動きを見ると6月末2,400の高値から7月19日1,935へと下がり始め8月2日には1,035、更に8月16日に845と下がっていた。取引所のルールの一つにあるのだろうがある期間で5割下がり続けたケースになると一時停止し更なる延焼を防ぐものだろう。

4半期決算ではコロナの始まりからもう5・四半期の赤字を重ねているのが引き金だろうか。

 

他のニュースソースでサヒッドの決算を報道していたが、売上は前期の254億から151億と40%もダウンしているが、親会社の所有者に帰属する純損益は、99億の損失から87億の損失に減らすことが出来たと言う事である。コロナの終焉を見通すことが出来なければ、このように楽観的には言えない表現法である。

面白い話ではないので他の話題を探すと、もう昨年の話になるがサヒッドはオマーンと提携したことがあった。多分観光や教育或いは中小企業間の協力であろうが、インドネシア人でオマーンに行く人がおおいのであろう。 インドネシア経団連や経営者協会の会頭・会長を任じたHariyadi B Sukamdani親子の一面を見る思いがした。

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そして在東京インドネシア大使館のプレスリリースに「USAHIDと呼ばれるサヒド大学が、日本とオマーンに留学呼びかけのS2とS3プログラムを推進している」ことを報じていた。

三菱商事、SawanganでもVasantaと

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shila Sawangan

 

 

Vasantaとは最近MM2100 で大規模タウンを建設する新進デベロッパーで、三菱商事はこのグループのシリウス・スルヤ・セントサ社と合弁で、100haのプロジェクトをやっているがそのVasanta案件の第2弾が出て来た。第1弾の現状は青木タワーや椿タワーは完工し、引き続き日本庭園など整備している。

この第2弾も、もう5月に発表されていたもので、こちらは102ha 地区名はShila at Sawanganである。直接のパートナーはこの土地の保有者でもあり、サワンガンゴルフ場を持つPT.Pakuan で、なんと上場している会社である。

サワンガンゴルフ場といえば、小生の記憶の中では当時はジャカルタでは古くから、大コンペでも安心して出来る場所ではあったが、ボゴールに向けて下る昔のボゴール街道を渋滞の延々と遠かった記憶がある。今は新高速が出来ており、又外環高速2も交差するBojongsariの 近くである。 

第1弾のVasanta Inoparkへ場所を提供したMM2100社の トップでもあるY. Kobi氏が請われてここの会長になっているようであり、あと、社長はJohan Yudhya Santosaである。

このサワンガン地区には大きな湖水があり、河川を利用して豊かな自然の中でlow-rise apartmentの住宅地を建設する。

 

VasantaグループはPT Vasanta Indo Properti として. 他に案件がSaumata & Saumata SuitesやMawatu Labuan Bajoがある。

Pakuanは 1971に PT.  Pakuan International Country Clubとして設立、ゴルフ場の他にスポーツやキャンプなどレクレーッションや宿泊の事業を行っているが。住所は Jl. Raya Muchtar Sawangan, Sawangan、Kota Depok、IPOは2020年6月でコードはUANGである。愈々UANGが現実になるのであろうか

 

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インドネシア映画館事情CGV映画のBlitzMegaPlex

インドネシアの富豪ビジネスマンにBarak親子がいるが、日本とも関係が深く、親父さんはプラザ・インドネシアの社長をしており、息子さんはBimaと言うTV用映画を作った人で、事業分類に迷ってエクゼクティブシリーズへの掲載が遅れていたのであるが、上場企業の業種分類を探ると広告・出版・メディアであり、その中に、見慣れぬ会社名. Graha Layar Primaがあり、それが映画館であることを知ったのである。その間に大手新聞社を検索してもヒットせず、彼らは上場をしてないことに気付いたり、

 

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グランドインドネシアからよく見かけたBlitzMegaplexという映画館の名前を思い出し、又或る日本人のCGV映画館の賞賛探訪記を読んでこれらをむすびつけるのがこの記事のメインテーマとなった。

 

先ずは簡便なIDNFの和文の紹介記事を狙うと、PT Graha Layar Primaは映画館産業および食料品の提供に従事している。2006年10月に営業を開始。パリバンジャワショッピングセンター、ミコモール(バンドン)、グランドインドネシアショッピングタウン、パシフィックプレイスモール、インドネシアモール、セントラルパーク(ジャカルタ)、テラスコタエンターテイメントセンター(タンゲラン)、ベカシサイバーパーク(ベカシ)という8つのブリッツメガプレックス映画館を営業している。当社および子会社はバリクパパン・プラザ(バリクパパン)、ハーバー・ベイ・モール、ケプリー・モール(バタム)、グランド・ギャラクシー・モール(ベカシ)という4つのブリッツシアター映画館も運営していると紹介されている。役員にも株主にもなじみは無く、会社の上場コードがBLTZであることや和文に埋没したブリッツメガプレックス映画館をメスったが、そこに書いてある通りあのグランドインドネシアにある映画館はここで結びつけられたわけである。

会社自体のサイトでの自己紹介では以下の事が知れる。

PTグラハ・ラヤール・プリマ・TbkはCGVシネマズとして知られる一方、不動産開発、エンターテイメント、起業家ベンチャーの豊富な経験を持つ地元の投資家のグループによって2004年に設立されたこと。2006年にバンドンで最初の映画館をオープン、その後、2014年に映画会社として初めての上場企業となるが、この時韓国の大手シネマのCJ CGVと協力したとある。あと長々美辞麗句を連ね、最後に

最新のシネマコンセプトとしてカルチャープレックスを提示するという当社の確固たるコミットメントは、ペルセロアの継続的な進化の原動力となっていると絞めていた。

戻って株主欄を確かめるとここで出てくる韓国映画社はCGI Holdings Limitedに該当すると思われ、単なる提携ではなく買収されていることが解った。会社の独立監査役にGatot Subroto国軍退役将軍が就任していたのには一寸不思議な気がした。

会社紹介に、こまごまとジャカルタの映画館名が述べられていたが、実際は全国23都市に50店、314スクリーンを保有しているそうである。そして映画館はその装備により、Regular Class, Velvet Class, Gold Class, Satin Class, Sweetboxとクラスがあるようで某氏の探訪記でも、このシートの豪華さや快楽さを持ち上げていた。

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写真は某所から借用した某映画館の風景であるが、如何に多くの観覧者が集まるか、うらやましい限りであろうか。

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IMAX XXI Gandaria

インドネシアの1番手はCinema XXIでスクリーン数は1,240迄伸びて独占を誇っていた。日本では最大はイオンである。多分1,000ほどになろうか、イオン映画館は小生の通勤駅にもある。

今はジャカルタはコロナの対策の為、映画館も閉鎖されているが、もう少しの辛抱だ。

インドネシア独立記念式典Selamat Hari Kemerdekaan Ke-76 RI !  Dirgahayu RI !

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Upacara hari kemerdekaan ke 76



インドネシアの独立記念は今年は76年目である。毎年宮殿で行われる式典はいつも同じではあるが、毎年TVで見たくなるのが不思議だ。

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今年はコロナの緊急PPKMの中で無観客式典である。

ネット映像の飛ばし観察だから、よくわからないとこともあるが、全国1万数千の島々からの人々によるオンラインオーケストラやブルーインパルスの飛翔、

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そして若い国軍兵士の隊列や美しい高校女生徒のPaskibraka(Pasukan Pengibar Bendera Pusaka国旗掲揚隊)の凛々しさを見るほどにぐっとくるものがあった。  今年のテーマはインドネシアは強靭にそして成長する(Indonesia Tangguh Indonesia Tumbuh)と言うものであった。

片や豪雨の甲子園で泥まみれに戦う高校球児の姿に、何故か知覧を飛び立った若うどのまなざしを思い浮かべた1日であった。

独立を祝う言葉を探している中で、Dirgahayu RI Ke-76.、Hut RI ke-76は間違いだとする人がいた。Dirgahayuは長寿だから年数を言うことはないとかKe-76 は前の語、ここではRIを指すので、おかしいそうだ。

所で、ちょっと2年前のPaskibrakaブログを参照下さい。

青空はためくパスキブラカ: ジャカルタ新旧あれこれ2 (cocolog-nifty.com) http://jakartan2.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-8c75c1.html

 

インドネシア*新型コロナ、急激巨大なピークを制圧へ、

2021 年6月下旬より7 月中旬

*新型コロナ、急激巨大なピークを制圧へ、

7/12:新規感染者 4 万人超え、ピーク7/15に56,757 人、7/11死者も1日1,000人越え、ジャカルタ市民の半数は感染者か、在留邦人の感染者は280~290 人、死者も 10 人も、

ジャカルタ進入道路多数閉鎖、鉄道コミューターも制限、エッセンシャルワーカーはワクチン接種証明とSTRPで登録、出勤等行動にもワクチン接種証明要、礼拝は自宅で、メッカ巡礼もなし、ワクチンの自主接種も有料から無料化、ガルーダ航空は搭乗客への無料ワクチン接種サービス、KAI通勤電車もジャワ7 駅で開始。

バイオ・ファルマ、うがい方式の PCR 検査キット『バイオ・サリヴァ』発表。

イオン、新型コロナ・ワクチン接種支援でイに 5 千万円寄付へ。

ダイハツ、ワクチン巡回接種用自動車を北ジャカルタ保健局に寄贈、13 日から巡回開始。

 

 

7/3 ラフマワティ・スカルノプトリ、コロナで死去70歳、ブカシ県知事もコロナで死去、48 歳

外国人の入国には出発前3日のPCR 検査の陰性証明とワクチン接種証明が必要or 8日隔離

外国人の出国にはワクチン接種証明不要

 

韓国外相が来イ、ジョコウィ、イ外相らと会談、コロナ協力、防衛部門の連携など。

豪がワクチン、人工呼吸器、酸素ボンベなど対イ援助

日本政府がイの医療体制支援で無償資金協力約 6 億円決定、酸素濃縮器 2,800 台供与へ。

日本政府はにアストラゼネカ100 万回分供与へ、在留邦人の帰国接種プログラムも

在留邦人のための帰国特別便。清水建、ANAJAL等官民数便、但し救出隊の来イ・活動はなし。

 

5/31:新規感染者 5,862 人で国内累計 180 万人突破、死者50,100 人

6/30:新規感染者21,807 人で国内累計2,178,272 人、死者 58,491人

7/31:新規感染者37,284人で国内累計3,409,6584人、死者 94,119人、

 

企業活動は活発

6/24 ヴァーレ、中国と合弁で中スラにてニッケル精錬所(年産能力 7.3 万トン予定)建設へ。

6/28 ハルマヘラ・プルサダ・レジェンド、EV 用バッテリー材料工場を稼働、投資 14.4 兆

6/28 ジャプファ、中国で牧場 2 ヵ所買収、同国内での牛乳供給へ。

6/30 ヴェオリア現法、PIER 工業団地で PET リサイクル工場稼働、年産能力 2.5 万トン

7/6 インドラマ(タイ)、カラワンで使用済ペットボトルのリサイクル工場計画。

7/8 国光生物科技(台湾)、グレシク JIIIPE にバイオ医薬品生産センター建設へ。

7/2 クンダル工業団地の入居数 66 社に、投資総額 19.2 兆ルピア:工業省。 64

7/9 ブカラパック、5%の株式公開で最大 21.9兆ルピアの調達めざす。

7/15 ゴジェック、タイ事業をエア・アジアに売却へ。17 日には医療関係者にバウチャー支援。

7/15 千代田、フリーポート銅スメルター(年産能力 170 万トン)の設計・調達・建設で契約。

7/8 昨年1 人当たりの総所得は $3,870(前年 4,050 ドル)、再び下位中所得国にと世銀。

7/19 イ産香辛料の輸出 20 億ドル対策、世界に4 千レスト開店目標:Spice-up the World