今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

侮るな2番手 ブカラパック

インドネシアのECビジネスのオペレーターはトップのトコぺデイアに次いで主要企業を見ると第2位がシンガポールのShopee、第3位がローカルのブカラパックで第4位が中国の巨人アリババが買収したLazadaである。序でBlibliやOrami、JDid(京東)、Bhinneka等々がならぶ。ここに昔はMNCと組んだRakutenがあったのだと思うと不思議な感慨がわく。
トコぺデイアの企業価値ブルームバーグの評価で$70億ドルというが、楽天の今日の時価総額は1.5兆円で日本では堂々たる83位である。しかし楽天は多くの事業もあり、70億ドルは7,700億円だから半分程度だと比較できる圏内となる。第3位のBukalapakは10億ドルと評価され70百万の会員を持つそうだ。ここにも、昔、日本の金が入ったはずだったが、今年始めにも新たな投資資金を迎えたがそれは韓国投資*のようだった。
トコペディアに次ぐスタートアップ企業であるBukalapak の創業者はAchmad Zaky(CEO)で中部ジャワ出身の1986年生まれである。実際はそのITBの学友二人 Fajrin Rasyid (President) と Nugroho Herucahyono(CTO)がいる。2010年の創業で、株主としてEmtekの名前がある。
このオンラインショッピングサイトの他にフインテックのBukalaDompetや投資信託会社も有しており殊にオンラインで参加できないキオスクやネットになじめぬ層のためのオフラインによるショップ(Mitra Bukalapak)を設けている事で両者が相互して効果を挙げていることが特筆できる。この面ではTokopediaも同じである。

*Mirae と言う韓国の金融サービス会社でLineのNaverと共同ファンド $50百万。