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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

IOC委員のトヒル氏入閣、日本は辞任

Kabinet Indonesia Maju Olympic
10月23日の 2期目のジョコウィ大統領が「先進インドネシア内閣」となずけた内閣メンバーを発表した。偶々、インドネシアユニコーン企業特集をやった小生の注目は、ゴジェックCEOのNadiem氏の担当相であるが、教育文化相(Menteri Pendidikan dan Kebudayaan: Nadiem Makarim)、マハカ・グループ創設者は国有企業相(Menteri BUMN: Erick Thohir)、NET TV創設者は観光創造経済相(Menteri Pariwisata dan Ekonomi Kreatif: Wishnutama)も目を引いた。彼らは大統領選挙のキャンペーンの参謀本部で活躍し、中でもTohir氏は若干49歳ながらそのリーダーを務めた。そしてあのメディア・グループの創業者で与党ナスデム党の党首でもあるスルヤ・パロ氏やテレビ事業中核の複合MNCグループのハリー・タヌスディビョ社長も支援のメンバーを構成していたのである。これが組閣の背景にあったが、こうして政治の中核に華僑とノンイスラムが多くなったのは初めてだろう。小生は政治動向分析よりも経済界で活躍するビジネスエクゼクティブに関心があるだけであるので、いずれそのシリーズに登場願うが、これで取り挙げたメデイア(新聞雑誌含め)関係者は14名におよぶ。

この中でErick Tohir氏はスポーツ界においては大きな足跡・功績を残している。以前Inter MilanやD.C. Unitedのオーナーで、Anindya Bakrieと共にOxford United の役員に名前を連ねたり、インドネシアでバスケットボールチームを持ちインドネシア国内と東南アジア地区のバスケットボール連盟の委員(~2019)であり、2011年にはアメリバケットボールのプロチーム・フィラデルフィアを買収もしている。
ロンドン・オリンピックのインドネシアの参加団の長や国内オリンピック委員会の委員長を務めた。今年は国際オリンピック委員会IOC)の委員にも選ばれている。

インドネシアで言えば、昔、スハルトの盟友ボブハッサンがいたIOC委員は現在、全員で111人、中国3人、韓国2人、日本は竹田氏が居たが辞任した、日本は英語がネックなのか 小生もスピードラーニングをやっているがもう遅い。 バッハはドイツで2人、アメリカ・イギリス・イタリアなど3人、フランス・カナダは2人。。。ちょっと見ても白人大型人種が多い。

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燃えない競技場