今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

欧米の数字の単位表示と日本の得意性

f:id:nishimikyohei:20200803104707p:plainインドネシアの企業の株価や時価総額を見るのに便利であったIDNFのペイジがあった。
今日それを確かめて見たいがまずは、Indocementである。
この日の株価はRp12,375であるが、発行済株数は;
Birchwood Omnia Limitedがシェアー51%で1.877.480.863株を所有し残り49%の
1.803.750.836 は一般株主である。合計株数3,681,231,699

1株利益を出すとRp490となる。これは彼らのARで498ルピアとあるから概ねOKである。この株価で時価総額を計算すると3.68 Bill(10億)x12.38千ルピアであるから45.6Bil x thousandとなる。単位は1,000,000,000 x1,000=1,000 4乗となる。
IDNFのペイジからコピーするとMarket Cap.はIDR 46Mと表示されている。つまり数字は46で同じだが単位が違うのだ。日本ではx10とかx100とか知らない(実際は1000からは万単位)が、欧米では1,000単位で位が上がるのだ。1,000をベースに1,000の1回乗(1000x10001)すると100万(milliun:Mil)で、1000の2乗(1000x10002)を掛けると10億(billliun:Miliar)となり、1000の3乗を掛けると(つまり1000の4乗)は1,000,000,000,000でこの単位の単位は兆である。この兆の位で東西は偶然おなじとなる。その上はまだまだ上があるが、ここで休むとしよう。
IDNFの表示のMと言うだけは不親切で且つ殆どの会社がゼロ表示となる。

今日は単にIDNFの単位を検証したものである。つまりIDNFのいうMというのはMiliar(10億でも)、Million(百万)でもなくTrillion(兆)であったのであるが間違いを糺すのではなくこういう世界もあることを知らねばならない。むかし日本の住宅表示で4,450万円と表示して4.4百万と読んだ小生は後でガッカリしていたことを思い出す。印鑑と年号が日本のネックだと言ってきたがこの数字単位もあったのである。富岳をやっている方々も千の何乗を使っているはずだ。京の上は骸とか害としか、このパソコンは知らないらしい。