今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

今日の日へスタートのアメリカの歌 Patti&Pat

終戦記念日も終わり、いくつか“火垂るの墓”などの映画で、当時の苦しみを忍びながら、いつか、当時目まぐるしいほどに入ってきたアメリカ音楽の世界が思い出され、今、一つの水脈を見つけた。
服部良一が暗い日本に明るい歌を、と取り入れたのが、笠木シズコや市村(三味線ブギウギ)のブギウギ―だったが、その後が、じっくり聞くカンツリーワルツである。最大のヒットは当時の日本の3人娘の中で特に江利チエミテネシーワルツと雪村いずみの思い出のワルツだろうか。

3人娘のお手本も多分アメリカのAndrews Sisterだったのではないかと思う。彼女たちはBoogie Woogieをひっさげグレンミラーたちと戦地慰問に出かけていたグループだ。

その水脈の頂点はなんといってもパティペイジだろう。丁寧な発音でゆっくり歌って聞かせる美人のお姉さんのイメージがあったのであろう。当時写真があったかは朧げにもないが、今色々と、時代とアメリカに感謝しながらこのリストを作ってみた。
1949:Wispering Hope & Bei mir bist du schon : Andrews Sisters
1950 : Tennessey Walze: Patti Page=>江利チエミ 
1951 : Mocking Bird Hill: Patti Page & Les Paul and Mary Ford
1952 : I went to your Wedding: Patti Page
1953 : Till I walze again with you : Terasa Brewer=>雪村いずみ:思い出のワルツ
1954 : Changing Partner : Patti Page
ここに至ったのは、もう1年も前だったろうか。テネシーワルツを口ずさみながら病床をぬらす元アメリカ兵の日本妻の回顧ドラマだったのだろうか。感傷に耽るだけでなく 二度と起こさないと強い心が沸いてきたものだ。
そしてその後の小生の歌の歴史はPat Boone(Goldmine in the sky & Let Me Call You Sweetheart)とElvis Presley( Please don’t stop love you)の二人の時代を迎えることになる。

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Patti Page