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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

世界のトップ企業は中国かアップルか 

Forbes版の世界の大企業で日本とインドネシアのランクイン上位は一覧したが、世界全体ではどうだろうと、思っていた矢先、今日、アップル社の時価総額が、初の2兆ドルを突破したとのニュースが飛び込んできた。慌ててForbesの2000社、2020版の報道を見ると、この時点ではApple社は$1.28兆ドルで、時価総額ではサウジアラムコの$1.68ドルに次いで2位であったから、いずれ今日の1位の日はカウントダウンされていたのであろう。

そこでforbesの世界のトップ・グループを見ると、アラムコは5位で、アップルは9位である。そして第1位は中国のICBCである。面倒なのでトップ10を挙げると、半分が中国企業となる。


Rank Company Sales Profits Assets Market Value

1 ICBC
China $177.2 B $45.3 B $4,322.5 B $242.3 B
2 China Construction Bank
China $162.1 B $38.9 B $3,822 B $203.8 B
3 JPMorgan Chase
United States $142.9 B $30 B $3,139.4 B $291.7 B
4 Berkshire Hathaway
United States $254.6 B $81.4 B $817.7 B $455.4 B
5 Agricultural Bank of China
China $148.7 B $30.9 B $3,697.5 B $147.2 B
5 Saudi Arabian Oil Company (Saudi Aramco)
Saudi Arabia $329.8 B $88.2 B $398.3 B $1,684.8 B
7 Ping An Insurance Group
China $155 B $18.8 B $1,218.6 B $187.2 B
8 Bank of America
United States $112.1 B $24.1 B $2,620 B $208.6 B
9 Apple
United States $267.7 B $57.2 B $320.4 B $1,285.5 B
10 Bank of China
China $135.4 B $27.2 B $3,387 B $112.8 B
順位は4つの指標の総合判断のとあるが、如何にもウエイトがかかっているのが総資産のようで、中国企業は図体が大きいだけ企業数も多くなる。
一位のICBCは中国商工銀行で中国の5本は全て金融である。米国も中国も日本もインドネシアも全て銀行となる。 中国の企業数は増加、日本減少、韓国横這い。 これ以上深入りしても面白い話ではない。

追記:アラムコは昨年末上場したばかりで時価総額1位はアップルが不動であったが7月末に1.9兆ドルを超え再び首位を奪還、8月19日に2兆を超えたというもの。
アラムコは昨年9月イエーメン(裏にイラン)の攻撃を受け、生産減で原油価格も上昇、その後コロナで混迷。