今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

ばっちりチョコはインドネシアで

>

f:id:nishimikyohei:20201225091125j:plain
イオンのチョコ売り場
<何年か前からかインドネシアのチョコが生意気に高くなってるなと思ったことがる。そこで関心が高くなったのであるがチョコと言えばインドネシアは世界第3位なのである。インドネシアのコーヒーはオランダ植民地時代から有名であるが、コーヒーに似たものと言えば飲み物であるココアである。
ココアはコーヒーと似て、ここが問題だと勘違いしていたようだが、問題はコーヒーでなくチョコであった。ココアとチョコはなんと同じ原料なのである。さすればその違いは、調べると:

ココアはカカオ豆を発酵・焙煎させた後、種皮と胚芽を取り除いてすり潰したカカオマスからココアバターと呼ばれる油脂分をおよそ75%以上90%まで以上搾油したものだが、チョコは搾油せず、むしろ油脂分(ココアバター)を加えるところが違う。そのあと微細・攪拌・型詰め結晶化・冷却する工程(メーカーにより異なるが)となる。冷却前の段階でジュース用のものをホット・チョコと言い、ホットと言いながらアイスでコールドすればコールド・ホットチョコ・ジュースである。ややこしい。

何処で生産されているか、生産地で板チョコに完成させることをBean to Barというが、現代では生産国がこれを目標にする筈である。豆の生産地のほとんどがコートジボアールとガーナと3位にインドネシアに集中している。先進国は生産地から豆やパウダー段階で輸入しようとするが日本はガーナからの輸入が圧倒的に多く、逆にインドネシアなどは旧宗主国のヨーロッパへ流れる様だ。インドネシアでBar化したのがベルギーの実業家主導のブランドMonggoであり、日本の主導のブランドはDari-Kである。Dark-Kは現地にPTをもっているが、現地で買おうとして買えるか調べてもそれは解らなかった(半製品で輸入して日本で完成させているのだろう)。以上、チョコもコウコウもコーヒーもごちゃごちゃになるザマを見せる恥を忍んで書いて見た。
田舎のスーパーには明治やグリコなど多くのチョコが並んでいるがインドネシア産にはお目にかかれなかった。そういえば空港のデゥーティフリーでよく見るが、輸入税がかかるものだろうか おかしな話だ。

f:id:nishimikyohei:20201225131411j:plain追:ファミリーマートもチョコレートを開発販売していると見たので近くのファミマに出かけて見た。種類は10数種類と沢山あるが、豆の原産国表示はなかった。多分エクアドルだと思う。日本人は少し他所を向きすぎのようだ。世界一気候の温暖な緑豊かで豊穣土壌のインドネシア・カカオが世界一になる日をまとう。