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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

巨大汚職 アサブリ

f:id:nishimikyohei:20210204143459j:plain昨日、アサブリ大汚職事件の報道があったが、要は汚職犯罪人8人の名前があげられ、総額も23兆ルピアが確認された内容であり、それは周知の事項でもあった。関心が有るのはこれだけ大きいと、国の大物が関わるのだろうと言うことであるが、そう網を張っている気持ちのそばで、いやいやインドネシアはこの種の犯罪では、飛んでもない大きなことをやる(ちまちまでなく一か八かの賭け)をやる国民だと認識してたことを思いだす。当局(最高検Kejagung)は18人の嫌疑者を取り調べ8人を(とりあえず)確定したようで、この発表は政治治安調整大臣 MENKO PolhukamのMahfud MDである。そしてこの案件は1年前から彼が嗅ぎつけて16兆ルピアと言っていたものである。当時多分アサブリ(Asabri:軍人年金基金会社:PT Asuransi Sosial Angkatan Bersenjata Republik Indonesia)の社長は退役将軍だったと思うが、彼はMahfudに怒りをぶつけていたが、Mahfudは怒りは警察に持って行くがよいとはねつけていたものであった。当時国営生保のJiwasrayaでも17兆の汚職事件が摘発されつつあったが、どちらも、汚職の手段は天ぷら株(gorengan)の投資である。Jiwasraya事件はJiwasraya幹部と仕掛け人が逮捕されて、小生にとってはうやむやの感があるものの、この二つの巨大汚職は網をかけて待っているものである。汚職事件は国民にとって、比喩、逆説、隠語を使い且つ長期に翻弄されるので、間違いもあろう。