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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

JakLingkoに世界環境交通都市賞

f:id:nishimikyohei:20210227171136p:plain昨日、ジャカルタが国際環境機関より持続可能交通賞(STA)を受賞したニュースがあった。都市の交通システムが環境に対しても持続可能であると言うポイントから優劣を評価されるのであるが、ジャカルタは東南アジアで初めての受賞する都市になった。f:id:nishimikyohei:20210227171109p:plain今年はノミネートされた都市はオークランドボゴタブエノスアイレス、シャーロット、フランクフルト、モスクワ、サンフランシスコ、サンパウロなどで、これら多くの大都市を破ったそうだから、我々も認識を新たにしなければならない。この賞は過去十数年の歴史があるが、これまでに受賞した都市はボゴタ、ソウル、Guayaquil(エクアドル)、パリ、ロンドン、ニューヨーク、Ahmedabad(インド)、Guangzhou(中国)、Medellin(コロンビア)、サンフランシスコ、Mexico City、ブエノスアイレスがある。
日本は未だノミネートされなかったようだが、Wikiによると、国土交通省環境行動計画において「公共交通機関の利用を促進し自家用自動車に過度に依存しないなど、環境的に持続可能な交通(EST)の実現をめざす先導的な地域を募集し、革新的かつ総合的な取組に対して、次世代型路面電車システム(LRT)の整備やバスの活性化等の公共交通機関の利用促進、自転車利用環境の整備、道路整備や交通規制等の交通流の円滑化対策、あるいは低公害車の導入促進等の分野における支援策を集中的に講じるなど、地域の意欲ある具体の取組(トップランナー)に対する連携施策を強化します。」と位置づけ、国土交通省環境行動計画モデル事業によって、現在までに21地域をESTモデル地域として選定したとある段階の様だ。
Jakartaの受賞のポイントはJakLingkoというバス網を全地域にかぶせ、KA,、MRT、LRT、TransJakarta等を繫ぐ無料に近い乗り継ぎ放題のカードシステムが評価されたようだ。ジャカルタを離れて早3年超の小生ではあるが、小生も2019年にはこれを「Jak Lingkoに想う」としてブログでとりあげていたのである。その当時61路線があったが今は計画を入れると倍増しているようだ。
世界のTODだとおもっていたが、アピールするちからが何よりも重要と思うこの頃である。