今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

「世界の有力企業2000社」のインドネシアの妙

f:id:nishimikyohei:20210601103112p:plain


5月18日のニュースで世界の大企業ランキングが発表された。フォーブス誌の記事で上位2000社を対象にしているが、インドネシアは6 社がランクイン、トップは BRI の 362 位、他にBCA、マンディリ、BNI、テルコム、グダンガラム等。

このような世界ランキングは、大企業も大富豪も優秀大学も毎年そう変わるものでなく、この顔面は昨年も同じだったようにおもう。日本は落ちることはあっても、インドネシアは頼みの綱であるが、もっとあるはずだと探してみたくなる。

多分インドネシアでは財閥のグループの頂点が上場することは少なく、且つ複数上場もあり、このためForbesのG2000に入ることが少なくしている面は否定できないが、基準が総合評価なのか少しわかりにくい。表示される売上高、利益、総資産、時価総額があるが利益重視の様ではあるものの、その積み重ねの純資産の市場評価である時価総額でいえば多分時価総額がいいのだろうと思う。

過去の数字から最低の基準を単純化してみたい。

2018年1999位の芙蓉ゼネラルの利益は約2億ドルで、2020年も約2.2億ドルである。PERは7倍、PBRは0.9である。現在の時価総額は2,283億円。

ここから2,000億円の時価総額のRp換算は多めに見ても30兆ルピア、これは2.2億ドルの利益のPER 7倍のRp換算は2.2*100*15,000*7=23兆ルピアと言う風に考えてもよい。ここでの結論は時価総額25兆ルピア以上がG2000の資格が有ることとしたい。

f:id:nishimikyohei:20210602094447p:plain

idnf


昨日IDNFのサイトを見ると、先にこのブログ「 IDNF社の時価総額計算の妙 」で指摘したように未だ数字が狂っていたが、今日見ると数字を3月24日時点となって変更されている。多分小生が昨日IDXにchat-scriptして指摘したからに違いない。日付は置くとすれば金額の目処とランキングは一応正しいといえる。これによると時価総額が30兆ルピアとすると合致企業は43社もある。 43社目は国営高速道路会社ジャサマルガであるので、入って当然ともいえる。20兆とすると60社目はあの飼料アジアNO.1 のJapfaである。

インドネシアがたった6社となる理由は他にもあると思うが、何かがおかしい。

全英・全米・全仏などがあるなら全阿とか全亜があってしかるべきと思う京子の頃である。