エクゼクティブシリーズでジャカルタ東部の工業団地としてまとめたことがあるが、インドネシア人の富豪ビジネスマンがテーマでもあったので漏らしたものもある。その時はSinar MasのKIICとGIIC、 SuriadjajaのSurya Cipta、LippoのEJIP、ManunggalのMM21、DarmonoのKota Jababekaであるが、現地系のPodomoro、Mitraや現代は、はずしていたが大物の大成のBukit Indahは何故かはずしてしまった。
ここは90年代の始めか、スドノサリムが百万人の大都市を建設すると言うので度肝を抜いたところであるが、少し早すぎたか、チカンペックは遠かったか、大成が出て来た(当初から団地は大成と組むプラン)からか、掴みがたく、漏らしたものであろう。
もともと、サリム系はインドネシアではIndoを頭に伏した会社名で、大物(Food/Mobil/Sement/Vision/IndoSiar/Indomarco)がありすぎて、頂点は香港のFirst Pacificなのか、アクセスが容易でない。今日はせめて、このチカンペック(Purwakarta)の工業団地を大掴みしてみよう。
ここには二つの工業団地があり両方Bukit Indahという名前であるが頭にKota(都市)が付いた方が当初の本体のSalimであり、一部を合弁の形にしたのが大成であろうか。或いはKBIIC/Beslandは標準工場の建物の賃貸業務を(或いはファシリティ供与)、Indo Taiseiは工業用地の販売業務を主な業務として共同しているとも書かれている。二つの要点を書いて置くと;
- Kota Bukit lndah Industrial City(or Estate) (KBIIC )
事業主体:PT Besland Pertiwi
本社はWisma Indocement
面積:1,425ha
日系など進出企業:日野、日産、古河バッテリー、Indosari, Indofood
- Bukit lndah Industrial Park
事業主体:PT. lndotaisei Indah Development
住所はKawasan Industri Indotaisei, Kota Bukit Indah Sector IA, 本社はジャカルタPanjaitanのPlaza PP
面積:700ha
日系など進出企業:本田、旭化成、新日鉄、小糸、山登ゴム、河合、アイカ、Farbe
どちらもジャカルタからCikampek高速の東端部のKarihuripゲート65km(50分)を降りて直ぐであるが、KBIICの方はCikampekで降りて少し戻ってもいい。
漏らしたのは実はあと一つ、豊田通商テクノパークがあるがこれはMitra系として別途アップしよう。
大昔の東部の一風景 あの熱気をもう一度!