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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

Vasantaや Sirius Surya Sentosaの意味

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MM2100 のVasanta Innoparkは現地側のSirius Surya Sentosa社が主体となって進めているが、ちなみにこのSirius Surya Sentosaをgoogle翻訳させるとずばり何か答えを出してくれるかと思うと何も翻訳できない。従いこれはインドネシア辞書にないことになる。 他の言語も対象に調べ急ぎ簡単に翻訳すると;

Sirius:元ギリシャ語で星の名前に付けられている。イ語でberkilau、一番明るい星の意味だ

Surya:太陽、ヒンズーで毎日見ることの出来る神としての太陽神である。

Sentosa:幸福、ポルトガル出ですべての苦難や災害から解放され、安寧を意味するようだ。

本題はVasantaであるので道草取ったので、のんびり追っかけて行くこととして、まず、

このグループの監査役会長は元観光・郵政・通信大臣(ハビビ時代)や林業プランテーション大臣を歴任したMarzuki Usmanであるが、彼が説明した記事ではVasantaはgantungan mimpi atau cita-cita seseorang人々の夢と理想を繫ぐと鍬入れ式の挨拶で語っている。

Gantunganとは Gantung Se-Oと言う言葉を思い出すが、デモ隊が吊るせ!と叫んだ単語であるが、GoogleではHangerやHookやGallows(絞首台)、Rack、Reil、Medalyonと意味が広い。彼は、このVasantaを、我々のヌサンタラが安全な幸福な島になるよう描いたヴィジョンとして、スカルノ・ハッタの夢になぞらえたものであった。

Vasantaの言語的意味を言っているものではないようだから次に進むと、人名などにも使われるサンスクリット語でbrilian atau "musim semi"、素晴らしいとか花咲く春を意味するというが、はば広い色々な意味がある。

インドではこの春に行われるヴァサント・パンチャミーの祭りがありこの日生まれたサラスワティー女神を祀るものである。サラスワティー女神は学問と芸術の女神である。このお祭りでは、春の作物がたわわに実ることをあらわす黄色の衣装をサラスワティーに装わせる。

サラスワティについてはマイブログ「インドネシア語の基礎サンスクリットから その百」などに書いている。

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