今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

飛べない鳥たち ガルーダ賛歌

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先日のイ国営企業のHolding Co 化でGARUDAを含む国営航空・空港・サービス部門の持ち株会社化の計画でGarudaの扱いがその後のCovidで大赤字となっているので、計画修正か別室案内しなければならない。
この時点で政府はGarudaを民営化し政府の保証責任を逃れる予定であったが、巨額赤字が明かるみに出て引き受ける民間企業の出るはずもなくGarudaは消えてゆく状態がみえるに従い、航空機無き国家となるのを目の前にして、やはり政府の巨額の新航空会社への引継ぎ資金などを覚悟しなければならなくなっている。その赤字の予想額は138兆ルピアとか言われている。インドネシアの航空会社は過去倒産の歴史が厚かった。思い出すのはまさに暴落につながるBouraqがある。序にいくつか挙げるとMerpati、 Mandala、 Sempati、 Batavia、 Adam、Bali Air、Star Air などがあった。Merpatiは同じ国営であったが鳩は余り飛べないはずだ。
Garudaが無くなると代りはプルタミナのPelita航空の名前が出ている。2013年頃小生が見たインドネシアの航空会社は27社もあり、他の名前を挙げるとSriwijaya、 Lion Air、Wings Air、Batik Air、Nusantara Airlines、Dirgantara Air 等があったが見切れるものではない。Wings Air、Batik AirはLion Airの関連会社で有るがRionは事故が多数あった。Sriwijayaも悲惨な事故を起こしている。
Pelita Airはプルタミナなら同じ国営である。評価は出来ないが、Garudaには独立時からの歴史を有する会社であり、COVID19が主因である以上どうとかならないかと考えたい。
ANAはどうかと、2020年(3月)決算は4,046億円の損失であった。Garudaは2020年1月からの一年半の決算は約$3.3bil=3,700億円 =47兆ルピアである。
やはり国家威信をかけて救済・健全化が行われることを期待しよう。
2013年頃1年間に10回もブログを書いていた。「2月のガルーダの日イ比較」とか「雪景色のジャカルタへ」を見ると懐かしい。