昨日が83歳の誕生日を迎えたアリ・グナワンは数少ないインドネシアのバンカーである。インドネシアのバンカーと言えば第一人者はモフタール・リアディであるが、なんとアリグナワンはリアディの義理の弟になるのだ。
輸出入の会社を営みながら当時苦しんでいた工商銀行をリアディと共に購入し、この銀行の再建をリードした。並行してジャカルタでBank Kemakmuranを買い、スラバヤではBank Industri Djaya Indonesiaを起こしていたが、中央銀行総裁の助言に従いこの3項を合併し誕生したのが現在のBank Pan Indonesia （Panin）銀行である。
上場コードPNBNの銀行の親会社はPanin Financial Indonesia Tbk（PNLF 46%）保有でAli Gunawanの名前はこのFinancial PNLFで会長として顕在している。この親会社がPanin Investmentでこれをもって、
1. Pan Indonesia Bank以下金融コングロを形成している。
2. Bank Panin Syariah
3. Panin Sekuritas
4. Panin Financial
5. Paninvest
6. Asuransi Multi Artha Guna：保険業では日本の第一生命が提携している。
7. Verena Multi Finance
8. Clipan Finance Indonesia
9. Kawasan Industri Jababeka
ジャバベカを保有していたことは初耳であったが、Ali Gunawan自身小生たちの同窓会と同年配であるので、家族が気になる。
纏めた情報はないが個別に拾うと奥様は7年前78歳でLAカリフォルニアでお亡くなりになっている。PNBNは子息のChandra Rahardja Gunawanが実質監査役会長を務め、同じくLionto Gunawanが取締役の一人として列している。PNLFの方は本人が会長であり、孫のRichard Budi Gunawan監査役副会長を見ることができる。
