一寸古いがGlobe Asiaでインドネシアの富豪で若い6人が選ばれていた。その中の一人は未だマイ ブログで取り上げてなかったので今日とりあげる。名前はPatrik Walujo、雑誌にはイクイティファンドNorthstarの共同創設者で35歳とある。今なら38~9歳となっていようか 純資産は2億ドル。
彼はCornel 大卒で、NYKやLDNのゴールドマンサックスに勤務、その後東京のパシフイック・センチュリー・ベンチャーズの副社長を務めたとある。
プライベート・エクイティ・ファンドというのは投資家から集めた資金を基に未公開株を取得し、同時にその企業の経営に深く関与して「企業価値を高めた後に売却」することで高いIRR（内部収益率）を獲得することを目的とした投資ファンドである。ベンチャーキャピタルも同じ範疇になる。
またパシフイック・センチュリー・ベンチャーズとはオッと気が引かれたが、このグループはどうも日本人とは別だった。李沢楷と言うリチャードリーが創設した、主に東南アジアのテクノロジー、メディア、テレコミュニケーション、金融サービス、インフラストラクチャー、不動産分野の企業に投資活動をするシンガポール本拠の企業である。
以前ジャカルタのCITIタワーに掲げてあったFWDのブログで勘違いしたそのFWDとかBolttech、PCCW、HKT、PCPDを擁している。
Walujo氏は、この間取り上げたインドネシアの超急進大富豪となったJerry Ng氏とは同僚で彼のJago BankにはWealth Track Technology Limitedの名前で株主となっている。そして彼は石炭とパームで既述のインドネシア大富豪第15位のT.P Rachmatの義理の息子で、Northstarの共同設立者となっている。Northstarの投資ファンドは22億ドル、ポートフォリオにはGo-JekやGreenfieldがある。 世界のプライベート・エクイティ・ファンドの大きさは大手25社で7,958億ドルで最大のファンドがBlackstoen社で959億ドル、ほとんどが米国のFundで中国のTensent系が一社ある。この時代、投資する方か、される方か、せめてどちらかにはなりたいものだ。
