今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

のんきな!、ニッケル水素はもう20年以上前!

ニッケル・水素充電式電池



小生の新時代・新発見はいつもインドネシア発である。それも“はてな”の気持ちがないと発見できないが、今回の切っ掛けは“住友金属鉱山がニッケル精錬所事業を中止した”と言うニュースからである。今の時代ニッケルと言う言葉は地球温暖化防止のカーボンニュートラルにおいて切り札であり、また源輸出停止を打ち出す資源外交や終にはウクライナ侵略戦争による資源高騰の立役者である。
ニッケル価格はついこの間の投機事件で前代未聞のLME 取引所の1週間閉鎖の後、今は落ち着きを取り戻したものの、COVIDからの需要の回復を得て強含む中、何故に事業中止したのかと言うのが疑問であったが、説明も難しい問題があったのであろう。

ニッケルと言えばEV自動車や水素自動車の電池などに使用されるが、先週だったか東京都の小池都知事が都バスの話をしていたが、ネットを見るところによると、2004年頃から実証テストを開始し2014年には当時の舛添知事時代10万台の水素バス計画を発表し、現在100台前後あるようだが最初の意気込みと20年の成果は大分見劣りがする。メーカーの腰が重いのだろうか。

そして昨日は水素バッテリーが、100円ショップに売っていると言うので買いに行ってきた。
ダイソーでも、セリエでも、ニッケルの、水素の、単三の、電池で、充電も出来るというのが、電池も、充電器もたったの100円で入手できることに驚いたが、ジャカルタ浦島にとって、水素バスの話共々、改めて認識した新発見の驚きであったのである。

苦手な理科の勉強も兼ねて水素電気を勉強したのはついこの間の4月1日のマイブログ「クリーン・グリーン・グレー・ブルーな水素の夢」であった。

トヨタのハイブリッドへの未練を感じる電動化の道と、政府のロードマップでの水素発電の扱われ方に対し、水素こそが実現すべき日本の夢であると叱咤を掛けたつもりのブログであったが、水素は夢でもなく現実でここ迄進んでいたこともあったのである。 このギャップは何なんだろうか。

ただこの段階で迷ったポイントは水素電気の燃料電池水素ステーションで水素(燃料)を充填するもので、充電(2次電池)でもなく使い切り(一次電池)でもないものだが、この電池は充電できるものという事が狐に積まれることで、それと関連して水素電気は発電で水が出ることが、衛星で使用される際に衛星飛行士の飲料水とされる話でこの単3電池では、水が出ないのでどうなっているのだろうかを思ったのである。
その様な優しい説明はどこにもなかったが、小生素人ながら、その水は発電と放電の繰り返しで+ - ゼロが電池のセルの中で液体が循環しているのではないかなと頷くことにした。

それはさておき、やはり!
資源無き日本のこれこそ救世主と思った水素エネにどれだけ手間取っているのだろう。都バスですら20年で今100台かな

カーボンニュートラルの中での水素エネに対する政府の対策に、輸入することが必至であるとの論調を見て、信じることも出来ず暗然とした気持ちになった。 

今TVでは、寅さんには悪いが、寅さんですらやめたお祭りの露店での香具師の口上の如く、次から次へとコマーシャルが流れている。そんな時代遅れの、のんきな現状に暗然とする。中には日本を背負うべき侍(XX士)までもシツコク出る。政府もTVのCM枠を使って国民の知識欲、技術力向上をやって行かないと本当に遅れるぞ。メディアも事件の報道だけでなく問題意識をもってTFを作って追い続けて欲しい。問題を個人犯罪で吊るすことだけでなく、何故犯人検挙が出来なかったのか、何故救助が出来なかったのかが究明されないと安心して住めない国になる。