今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

私のスマート・シティ巡り





Jakarta Smart Cityが世界のWSIS Prizes 2022で優勝したニュースをキャッチした。

6月6日の #IndonesiaBaik #WSISPrizes2022 #JakartaSmartCityで見つけたニュースである。
Smart Cityと言う言葉は、もうだいぶなるが、これも定義があるものでもなく、幅があるような気がするが、自分がこうありたいとイメージするものとは離れていくようであるので、少し勉強をしてみよう。

念の為自分のパソコンで保存したスマート・シティがタイトルに入っているdocは8件もあり、又ブログで話題にした最初のブログは2014年12/4 リッポーが、チカランでサムスンとスマートシティ開発をするニュースであった。

小生の場合はジャカルタに於ける、新規タウンシップ開発に関わるものになるが、スマートと呼称する中身を詮索することはAI利用以上の期待感もないので知る処となってない。
所で、ジャカルタで今迄新しいスマート・シティを冠した開発案件をブログで拾うと
*    この、リッポーが、チカランでサムスンとスマートシティ開発
*    Jasa MargaによるSentra LokaとのJapek2添いで  211ha
*    三菱商事とテマセクがインドネシアシナールマスとBSDチサウク駅周辺の約6ヘクタールで、スマートシティ事業
*    グラブがインドネシアでのデジタル・スマート・シティ開発に7億ドル構想しているニュース(2019年) 
*    ソフトバンク、リッポーと提携、リッポー・ビレッジでスマートシティ開発ニュース(19年11月)
*    MNC、中国企業とのリドにおける3,000haのテーマパークの中でのスマートシティ構想(2014)
以上であるが多分に拾いそこねがあると思う。何しろジャカルタ近辺ではSentul、Cibubur、Bekasi-Karawang、Balaraja、PIK2等々新規巨大都市開発が目白押しであるので、どのような設計でも可能である。

 

日本の場合は既に成熟して今更都市をオール・スマート・シティ化するのは無理であり、むしろ課題ソリューションをロボットなど最新技術を使っての部分的押し込みになるような気がする。
インドネシアに来てスマートシティをリードする強味と言えば失敗の経験があるのでそれを模範とできるかということとなろうか。勉強前の印象はそういったところである。

老境世代は超絶変化について行かれず、新世代の為には方向を示すとせば都市化してない地方の田舎で新都市を設計してみたらどうだという事になる。そうすると、インドネシアのボルネオの山林地帯での新首都建設を思い出される。

勉強のスタートの為先ず材料としての、手元に何となくある上記8文書の中で用語をあげてみてイメージ(の材料)してみよう。
*    自動車に依存しないTOD指向型開発、  
*    自動運転モビリティサービス、
*    交通弱者を含めた全ての人々の移動機会の創出、
*    SDGsビジネス化
* 人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)を活用
* AIを搭載した都市カメラを設置。道路交通状況を確認や不審者・事件予知通報システム
* 顔認証で居住者を認識してエレベーターを自動的に稼働したりする機能など
* スマートリビング、スマートピープル、スマートモビリティ、スマートガバナンスから始め
* ジャカルタ市の25年迄の6つの指針やスマートシティー協力センター(韓国)設置

一方Youtube配信SPEEDAの”スマートシティで日本を変える”から用語を拾ってみる。
*Maas、CASE、エストニア型、リトアニアのトラフィ(Trafi)、都市OS、情報通信技術(ICT、QOL、ビジョンなき改革、スマートシティバブル(思い思いの180もの実証)、データプライバシー(トロントの挫折)、メタプラットフォームズ(Facebook)、プラットフォーマー、IoTプラットフォーム、「官民データ活用推進基本法」、「FIWARE(ファイウェア)、オープンデータ化、API、VMI…グリーンフイールドとブラウンフイールドと区分・スーパーシティ等々。
取敢えず以上でチンプンカンプン、しかし日本の遅れた印象を書いたが、どっこい日本でも多くの地方公共団体が、産業界、学界・専門IT・コンサルタントなど参加して、多くの実証実験が進んでいるようで、いずれ利用する住民の一人になる個人は置いて行かれてるような気がするほどだ。

冒頭のジャカルタの受賞した内容は“洪水制御システムの革新”という事であるが、これはブラウン・フイールドの個別課題解決型スマートシティであったが、このような個別の話は分かりやすい。
“Maas/CASEで日本を変える”でも一挙にそんな先まで考える前に、現在の道路行政の遅れを改善してくれという印象になったように、ここでも一つだけ挙げると

 

日本の都市はコンクリ―ジャングルで、少しある広場は土煙を挙げているが、もっと芝生化或いは都市のグリーン化を進める必要があるという事を注文しておきたい。
グリーン化比率の指標があるのかないのか知らないが一定の最低限をクリヤーして初めて進めるスマートシティであってほしいものだと今日の所は、しておこうか。
カーボンニュートラル政策或いはスマートシティ政策の中にグリーン化比率を掲げる事だけでもお願いしいたい。もしIT化が必要なら、芝生等育成(グリーン化)マップと作業スケジュール+住民優先下請け業務入札システム+AI監査+予算組み込みでどうだろう。