Powerful CEOの流れからインドネシアのプルタミナの本社ビルに久しぶり関心がでてきたが、Merdeka Timur No.1のJalan Perwira(イスティクラルモスク側)の本社ビルの古い建物の部分（昔のShell？）はいつの間にか無くなっているようだが(昨日のブログ写真参照）、それよりも直ぐ手前のMerdeka Timurのエマニュエル教会の横のガンビール駅の正面側に大きなビル2棟が建っていることを知った。Tower Fastron と Tower Pertamaxとなずけているが共に17階程度の中層ビルである。スマートビルディングと銘打っているがスマートと言うのは一般に想像できる他、ここではさまざまな浸透井戸に囲まれたオープンエリアで洪水対策としている事や、HEPAフィルターを各フロアに設置し、健康的な空気循環を図っている事が気を引いた。
プルタミナの不動産会社Patra JasaがこのビルのVideoを作っているので或いはレンタルもあるかも知れないがここにPertamina Power社とか Pertamina Gas社なども本社ビルとしている。
そういえばこの土地はNasional Galeriの横で昔、このMerdeka Timur通りの通りの建物を総なめ解説した時いくつかPertamina関連施設があった地所の内の一つで、ここにPertaminaのMedika部門の施設などがあった。この地区は裏にチリウン河がうねっているので奥深い地区割である。
ここでPowerついでに、この会社を説明すると、PT Pertamina Power Indonesia（PPIと略）は2016年10月に、新・再生可能エネルギー(EBT)をベースとした電力および非電力の分野における事業を管理するために設立され現在まで以下のようなプロジェクトを進めている。
- PLTS Badak とPLTBg Sei Mangkei
- PTPN IIが持つPLTBg Kwala Sawit と PLTBg Pagar Merbau を管理
- PT Jawa SatouPower (JSP)による、Java-1 PLTGUプロジェクト（丸紅が40%、双日が30%をシェアー）
- バダックNGLとバダック太陽光発電所
- バングラデシュで1,200MWの発電所を建設
- PT Jawa Satu Regas (JSR).により、サムスン重工とPLTGU Jawa-1の為のFSRU建設
＊ Pertamina Retailが管理する63ユニットのガソリンスタンドの屋上に太陽光発電所を開設
＊ ローカンブロック内の3カ所に25MWの太陽光発電所の建設
2020年プルタミナは、当社を地熱、ガスから日光まで、NREベースの事業活動を担当するサブホルダーとして任命している。これはプルタミナの子会社群の再編成で当面なのか以下の6分社をサブホールディングとして編成した。
Subholding Upstream ： PT Pertamina Hulu Energi (PHE).
Subholding Refining & Petrochemical：PT Kilang Pertamina Internasional.
Subholding Comercial & Trading：PT Pertamina Patra Niaga
Subholding Gas（Bumi）： PT Pertamina Gas Negara（PGNと合弁）
Subholding Power & NRE：PT Pertamina Power Indonesia
Subholding Integrated Marine Logistic. PT Pertamina International Shipping
そしてここのGraha Pertamina のPertamax Towerの方にPertamina PowerやGasやMarineが入っているがRefinery部門は本社と同じビルである。PHEビルは昨年あたりでブログした通りである。
この編成に漏れて残っているのがPT Pertamina Bina Medika、PT Seamless Pipe Indonesia Jaya、PT Asuransi Tugu Pratama Indonesia Tbk(Tugu Insurance)、PT Pertamina Pedeve Indonesia、PT Patra Jasa、PT Pertamina Training & Consulting、PT Pelita Air Serviceなど、他の多くの子会社がある。
