最近取り上げた富豪の内データセンターやデジタルバンクで富豪となった人たちは、ちゃんと、インドネシアrichest50に入っており新進であることに目を取られていたが、よく見ると彼らの資産額はビリオネア単位であり、そしてその順位が40位近辺である事を考えたら、インドネシアどころでなく世界のビリオネアがであることに気が付いた。
つまりインドネシアrichestの41位の資産額10億ドルのLim Gunawan Hariyantoが居ることは、
インドネシアのビリオネアは41人という事になる。
フォーブスが毎年世界のビリオネアで資産10億ドル以上の人約2,700人程をリストに発表しているが、昔、日本もインドネシアも20人前後であった後、日本は少し伸びた(修正程度)が、期待のインドネシアが伸びない時代もあったのでこのランキングのいい加減さを嘆いて関心も薄れていた。
最近事実関係を洗って、以下の事実が判明して少し数字の納得性も得て来たので、これらの事実関係を纏めておこう。
- 機関名はフォーブス誌で作成時点は毎年3月時点である。2022年版と言うのはどちらかと言えば、これに限らず、何も2022年決算に基づくものでないが、年数表現は今後Forbesに従う事。
- 何故ならForbesは富豪の資産額を彼らの保有上場株の、この毎年の3月の株価でアップデートしているようである。従い株価が出ない日はゼロとなるのか、変動はある。
- 過去の小生が纏めた小文から、国別富豪者数を、転記編集すると以下の通りとなる。年度 国別に主要国の人数を 2008→2013→2015→2018
米国 460 → 442→ 535→ 585
中国 45 → 121→ 213→ 373
香港 33 → 39→ 55→ 67
台湾 7 → 26→ 33→ 35
シンガポール 8 → 10→ 19→ 22
日本 25 → 22→ 23→ 35
韓国 11 → 23→ 30→ 48
インドネシア 3 → 25→ 23→ 20→ 19(2019)
インド 50 → 55→ 90→ 119
ドイツ 49 → 58→ 103→ 124
マレーシア 7 → 10→ 12→ 14
タイ 3 → 10→ 16→ 29
ロシア 82 → 110→ 88→ 101
上記の通り日本は韓国等々に抜かされたのはもう予想通りであるが、成長しているインドネシアは逆に減少現象について行かれず、そんなはずはないと修正抗議を出したことがある。 そして今:
- 最新版は以下、コロナを梃に伸びた国と打撃を受けた国に分かれる中、中国は香港と別建てのものと合計のコメントもあるのでここでは合体としてみると、大幅減である。
年度 2020→2021→2022
総人数 2,095→ 2,755 → 2,668
米国 615→ 724→ 735
中国 455→ 697→ 607
インド 102→ 140→ 166
ドイツ 106→ 136→134
ロシア 98→ 117→83
韓国 :28→ 43→41 (第16位)
日本 :26→ 49→40 (第17位)
インドネシア :15 ?→ 21 ?→30 ? (第18位)
第20位にタイが28人で続くが、奇しくも 韓・日・イは 第16位、 17、 18位とお隣さんで並んでいる。インドネシアはやっと修正が効いたかと思ったが。。
Forbes以外にPopulation版があるも、そちらではインドネシアが未だ15人である。多分Forbesの国別明細は1頁の掲載は15人ずつで15人しか表示されなかったのが15人の理由かもしれない。30人にしても2頁でやめたからなのかも知れない。
ここまで来て前回の修正抗議をしたというのは単にブログを書いただけであったので修正は効いてない。今読み返してガックリ来ている。
2020年8月5日の「長者リストから漏れたシナールマスとサリム」のブログである。
私自身、今回も同じテーマのブログになった成長無き事を悔やむものである。