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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

G20のビジネスアーム B20

SintesaグループのCEOのShinta女史がchairするB20が、あのG20のビジネスアームである事、ビジネスマンの端くれの燃えカスとは言え知らなかったことに恥じ入る次第。

今年の20ケ国・地域首脳会議G20 サミットの議長国はインドネシアのジョコウイ大統領であるので、そのビジネス・サミットの議長国はインドネシアになる。

G20 サミットは11月にバリで行われるので、B20はこの1月の準備会以降討議を進めてきており、最終10月末の最終会議をもってG20 への提案書をまとめることになっている。G20の議題は1.グリーン経済への移行、2.デジタル経済への転換、3.パンデミックに対する世界的な医療体制の強化を掲げているので、この主要議題に対する具体的な提言という事になる。議題としては平和がないこと残念ではあるが、それはさておき、G20のビジネス650万(社?)の意見をどう吸い上げていくのだろうか。断片的に構成してみよう。最終提案書を公式に提出するB20インドネシアは、3主要議題に対応する6個のタスクフォース(TS)と1個のアクション協議会を設置している。各TSはG20の国からのビジネス代表者100人のからなる。各TSの会長は インドネシアのCEOが就いている。インドネシアではKADIN(商工会議所)がホストになるが、G20各国からは各国のビジネス界からの意見がインプットされて行く。ビジネス協議会は前回のB20議長国イタリアからの遺産(引き継いだ遺産)として「ビジネス界の女性」がテーマである。CEO以外に「ネットワークパートナー」として名付けられた国際的なビジネス組織や団体と「ナレッジパートナー」として主要なグローバル戦略コンサルティング会社が支援体制にある。最終サミット迄のイベントは、仮想インタラクションを通じてそれに応じて開催されるそうだ。

この一連の活動を纏め、リードするのがシンタ女史ということになる。

B20は、そのアドボカシー(提唱)活動が効果的であり、その声が世界的に聞かれることを確実にするために、強固なコミュニケーション計画を通じて、G20首脳、国際経済界、利益団体と緊密な交流を維持するものとその役割は重要だ。昨今、国際社会でのインドネシアの期待度は高まっていて、中国によるインドネシア抱え取りは進んでいる。

我々も今後更に、よく見守って行こう。

昔、指摘した世界の天気予報での扱いは未だ訂正されていない。小さなところに心が見え透くものだ。