今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

アストラの銀行の裏に銀行家Widyadi

gedung Astra Intr

9月19日のニュースで、ついにアストラも銀行経営に参入かというニュースが出てきたがジャサ・ジャカルタ銀行の約49.6%を買収し、これからのデジタルバンク・サービスを提供しようとする模様である。デジタル銀行は今流行で Bank JagoやAllo Bank, Aradine Bankなどが出て来て上場後株が急伸したが、今度のJasa Jakarta銀行は未だ非上場であった。

所が同時に香港の世界の大富豪のリカシン・グループも同率の株の買収を行っておりAstra(ジャーディン)と合わすと99%の取得になったが、これを売り渡した男はISKANDAR WIDYADIと言う人で、素人は今頃びっくりしているが、この人は例えば2009年のForbesなどでインドネシア第105位の富豪で顔を出しており、これらの株手当・買収は水面下で行われていたことが推察されるのである。

イスカンダル・ウィディアディはジャサ・ジャカルタ銀行のウェブサイトでは、1984年から監査役会長を務めているが、イスカンダル自身のビジネスは、1955年、ブリキの原料錫の卸売のV Intisariを設立から始まっている。彼の伝記ではBIIの副社長などの経緯が示されるが、BII側のストーリーではSinar Masが彼から取得したとされている。例えばBIIを売却した資金で別の銀行を買収し今日のジャサ・ジャカルタ銀行を育てたのであろう。Forbesではインドネシアの富豪として2018年82歳、資産US$185 百万で、リストアップされていた。家族Budi Widyadiと共にTsu Chiの大家族である。

ニュースに添えられていた写真をアップした。