今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

SBIあれこれ 印度中銀はどれ



 

長くインドネシアを留守にするとインドネシアの日本の銀行の事情すら解らなくなる。日系銀行でやっと数えたのは都銀4行 + J Trustで昔J何とかというのは殆ど日本であるとして日系は5行としたが、あと一つSBIというのがある。

PT BANK SBI INDONESIAと言う名前である。インドネシアでSBIと言えばSertifikat Bank Indonesiaであるが、

それが銀行名になるとは思えない、むしろ名前の形式からSBIという外銀であることは間違いない。

そして日本の銀行に住信SBIネット銀行 というのがあり、きっとこれだと確信した。これの確証が必要だが、取れそうにない。

会社紹介には「これは 住友信託銀行SBIホールディングスによる合弁」だとの説明がある。ここのSBIというのは多分Soft Bank Investmentからきているのだろう。その名前のSoft Bank Investment Corporationが設立されたのは1999年で、これが母体に種々関連会社設立を経ながら2005年にSBI Holdingに名称変更されたようだ。会社沿革は12頁に渡るので簡単ではない。前出の中央銀行BIのSBIに似た、SBI BIと言うような会社もあるので要注意だ。

 

それはそうとしても、前出のPT BANK SBI INDONESIAの株主を見れば一発で回答できるのだが、上場してないので厄介なものの、何とか株主はState Bank of Indiaというインドの銀行である事が解り、なるほどこれもSBIだ。日本のSBIではないことが確定した。

しかし上場の銀行の中にPT BANK OF INDIA INDONESIA Tbk というのがあり、これこそBank of Indiaという普通ならインドの中央銀行と理解する銀行でありState Bank of Indiaとどう違うのかの理解が必要になる。

説明の一つにSBI、State Bank of India is renamed from the Imperial Bank of India took over by the Government of India with Reserve Bank of India((India's central bank)というような、見付けた言葉を繫ぐと上のようになる。

この文章で、紛らわしいが、インドの中銀としてRBIと言うのがあるようだ。 結論的に、このSBIもBOIも、或いは、Central Bank of India(多分CBOI)という政府保有の銀行もあり、これら3つはそれぞれ商業銀行として営業しているようだ。つまり中銀は別にあったのである。 印度の財務省の方々の大胆なユーモアには驚かされる。

所で、このSBIは昔も“振り回される SBIあれこれ”として取り上げたが、インドのSBIで、なんの問題もないことがわかった。しかし此処に来て、今度はSBJというのがあった。 これは韓国の銀行で別途“

せめて互恵で、日韓の銀行進出

として取り上げているので参照願うとして、ここでの結論はSoftBank Japanと間違わないことだ。前回の結論はSoftBank Indonesiaと間違わないことだとしていた。

そして一番振り回されているのは、自分だという事だった。

 

 

 

PT.Bank of India Indonesia Tbk, Jl.Sammanhudi