今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

東シナ海も西太平洋も戦場



インドネシアの最も中国寄りのナツナ島が、最近日ごとに緊張を生む海域となっている。中国の東シナ海(南シナ海だったか)支配の欲望は既に数デケードを数えるが、最近のインドネシアとヴェトナム間の共同警戒協定締結以来、中国はモンスター級の艦艇を派遣し、つれてインドネシアの警戒態勢もヒートアップ、8月の日米国との共同演習や蝕発危機も伴う出来事は深く考えさせられる。

日本の尖閣諸島もかくあるのであろうか、テレビで見ることはないのでここでいくらかでも状況を学んでおこう。

南シナ海でのニュースとなるのは、数年おきに何かが起こるが、ニュースにならない事件状況は日常変わらず続いているのだろう。過去の記録を見ると2016年には中国は牛舌線線引き領有の国際判決で敗北し、その南北で中国とベトナム、フイリピン、インドネシア或いはマレーシアの四つ巴でのイザコザが続き、2019年頃まではベトナム漁船の侵入事件が多かったようで以降は中国漁船を中国海警艇の保護活動が目立ってきた。20年警告無視の居座りなど目立った動きをしており、イ海軍も軍事演習などでけん制して来た。

ここは漁業だけでなく今やイ両国にとって、既に石油ガスの生産を視野に入って活動しており、インドネシアはTuna BlocベトナムはChim Sao鉱区をもつ地区である。2021年、インドネシアはTuna Blocでの水中石油掘削をおこなっており、中国インドネシアに掘削をやめるよう促している。インドネシアの警戒態勢は戦艦配備、海上哨戒機、或いはドローンを導入している。

ジョコウイ大統領はここ2回ほど現地視察に出かけ、又インドネシアEEZの海域をナツナ北海と命名するなど、領有の主張は明確に打ち出している。


中国のモンスターと呼ばれる海警艇CCG 5901は、世界最大の沿岸警備艇であり、排水量は12,000トンである。対照的に、フィリピンの旗艦海軍艦艇BRPホセ・リサールは、2,600トンとか、日本の巡視船敷島の排水量6,000トンは記述がある。

インドネシアは軍船を打ち出しても長期に居座るモンスターに手出しは難しいが、その中国もそこまでである。

西太平洋の尖閣諸島では今年に入って毎日のように中国海警局の艦艇が複数で領海侵犯を犯している。こちらには日本にない空母が顔を出しているようだ。

 

下はこれとは関係ない。MSNからの借用だ。 英語がもっとできたらなぁ