今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

Cipta Harmoni Lestari Johannes Tanuwijaya

 

題を付けようのない有名な名前の羅列だが、最後の詰めが出来ない企業とオーナーである。

先週紹介した、2021年のProperty Guruの中で、シンガポール本拠のPerennial Holdings (Wilmar International)がSentulでSanctuary City(24ha 1700戸)を開発しているが、実はこれはPerennial単独物件でなくインドネシアのCHL (Cipta Harmoni Lestari)グループとの合弁でインドネシア側が40%の物件であった。

場所はイオンが第3店目として開業したSentul店の隣に立地している物件で以前、“Harita不動産部にスントゥールも”として紹介したことがある。Harita グループはパームオイルの大手であり老齢のLim Hariyanto Wijaya Sarwonoが創業し現在パームオイルの生産はシンガポールで上場されたBumitama Agriが行っており、子息の、Lim Gunawan Hariyanto が受け継いでいる。

ただ不動産部門はこのCipta Harmoni Lestariでありこの案件の他にグループ最初のEmerald Bintaro モール、Marchand Hype Station(266 Shophouses)やSerpong Banara (PT Serpong Bangun Cipta )の住宅地開発やMAZENTA RESIDENCE@ Bintaroなどがあると言う。

Haritaの創業者は国内24位の大富豪であるが今は子息のLim Gunawan Hariyanto とGunardi Limが本流を受け継ぎ不動産部門はこのPT Cipta Harmoni Lestari (CHL)というものだ。該社は2015年設立で、社長はCEOにJohannes Tanuwijayaで、COOにAndreas Audyantoが列しているがLim家の名前は無いので、能力による幹部補充であろう。文書には4人の創立メンバーを当てたとある。

Sentul city


ロケーションのSentulはPT. Sentul Cityの開発中の物件で全体3,000haもある中、Sanctuaryは24haである。 いわば東京郊外の多摩山中に突然シンガポールが建設されるような巨大なものであり、実はこちらのオーナーのStella女史含め成程感が湧いてこない企業である。(いずれ又取り組もう)