あれから8年ほどもたったLippoであるがどうなったろうか。日本にいたら分からないがGoogle MapのMeikartaは相変わらずだ。最新の姿を表すものではないから、もっと進んでいると思われる。
この中でも三菱商事株式会社がリッポーチカラン社(実際は子会社PT Mahkota Sentosa Utama)より切り取ったオレンジカウンティの5・6棟(合弁で三菱49%)は3年前上棟式も上げた訳でもあり問題なく完成し人々も住んでいると確信する。
ここはGlendale ParkとNewport Parkと命名され合計 1,094 ユニットである。上棟時点でも95%がすでに完売している
同タワーには日本の温泉スタイルのお風呂やスイミングプール、キッズエリアなどの施設が充実。また、網膜スキャンアクセスシステムやスマートデジタルドアロック、モーションセンサー付きスマート照明なども備えている。それに、オフィスセンター、5つ星ホテル、国際会議場、総合病院などのほか、小売店およびエンターテイメント施設の入る「District 1」を備えているそうだ。たぶんDistrictの方が殆ど完成してなく問題かもしれない。
所在地はJl. Orange County Boulevardで高速のCibatu で降りると直ぐである。Dist.1の南のDelta Mas Boulevardを東に辿ると日本人学校やイオンもある。
ここは日本のStartsの現地法人がAgentになっており1DKからレンタルできる。因みに3LDKで$1,500~である。
振り返ってみると、このメイカルタと言う野心的なプロジェクトは、2016年半ばのプロモーションが始まって以来、問題に見舞われてきており、贈収賄事件から始まり、ベンダーから破産訴訟を起こされたり、アパートがまだ建設されていないために消費者から請求されたり、下院から直接調査されたりでプロジェクトは半ば放置されている。
当初の計画では、1990年頃総師Mochtar氏の口を借りるとメイカルタ総面積は50,000haで
、その内1期が2,200haで総資金278兆とかそれは20年かかるとか、或いは100棟以上のマンション他で250,000戸の住宅(人口1.5百万人)を供給するとかの話であった、なるほどこの一帯のCikarang 地区の発展はLippoの工業団地に負うところで大発展しているところである。
最初の贈収賄事件は、オレンジカウンテイの話で聞いたが全体で322haある中で環境許可AMDALや建築許可IMBは84haしかとれてないようだった。Lippoが第1期13.5haで分譲住宅12棟を手掛けている内から三菱が2棟を譲ってもらいやっているようだ。他にも鹿島とかあるようだ。 当時のLippoの幹部はEddyとBilly Sindoroと言う名前でParamount グループのLisa Sindoroの弟たちで何とか許可を得べく贈収賄となり逮捕された。
メイカルタ第1期は500haで350haは認可を受けていると主張された。結局関係者は禁固刑になったが。
所で、国会に召喚された時は、契約CCLした消費者が130人で済んだのか問題なかったのかの確認だろうかはたまた、市政発展に貢献したグループに許可を与えないのは何故だろうか、もう認可したのだろうかとか、日本からの傍観者には簡単には分からないが参考になる事項を並べてみよう。
2023年12月31日現在、数千戸のアパートが引き渡されており、今後も続くとされていて、約1000戸が入居し、賃貸を受けているそうだ。
メイカルタの1区にあるペリタハラパン大学は、2022年1月から学生を受け入れている。
一方、メイカルタの2区にあるパラマディナ大学は、2022年3月から学生を受け入れている。
Hyfresh Swalayan、Indomaret、Clinic Siloamなどが運営されて又多くのF&Bビジネスを運営しておりメイカルタの1区では、Cha Time、Kopi Janji Jiwa、Kopi Kenangan、Solariaなどがすでに営業している。さらに、シネポリスシネマやタイムゾーンなど含めテナントは42社ある。
メイカルタの中心には105ヘクタールの面積を持つセントラルパークメイカルタがあり、約25ヘクタールの面積を持つ人工湖もあり、2023年には、45万人もの訪問者が訪れたという。第2地区エリアでのカーフリーデー(CFD)活動がブカシ県で最初の CFD であり毎週実施されているということである。 以上現地での確認前の情報である。
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http://jakartan.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/bsd.html BSD 対 MEIKARTA