今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

再度歩め日イの超高度純度シリコン

 

 

インドネシア通産省が、シリカ産業強化のロードマップを策定したと言うのを見てこのような小さい産業にも官僚・政府が業界をリードしているのを見て感心したが、シリカとはシリコンだと気づくと、これはえらいことだと本腰を入れて読んでみた。

 

ロードマップでは太陽光パネル半導体産業のエコシステムを支えるシリカベースの中間体産業の構築が想定された。つまりシリカ下流化(高付加価値化)と加工が進めばシリコンウエハーの価値がそれぞれ、太陽電池グレードで最大1,300 倍、電子グレードで最大27 倍にまで高まると指摘した。(NNA報道より)

 

シリカはケイ素の酸化物で珪砂や石英石(クオーツ)に含まれてどこにでもあるようなもので米加などではシェールオイル採掘用の抽出ヒビ支えのフラクサンドとして使用するものが多いが、高純度のものは限られ、豪州やインドネシアもあげられる。

 

太陽光パネル半導体産業支えるシリコンとは図示すれば、珪砂(SiO₂)→ 精製・還元 → シリコン(Si)となる。

純度はファイバーグラス用の高度99%からシリコンウェアハー用は超高純度(99.9999%以上)となり精製コストも非常に高いし価格も建材用に比し1,000倍となろう。

 

従い産出国は少なくとも加工度を高めて輸出しようとする。

 

日本は鉱石段階(珪砂100万トンとか)を輸入している。そして超高度純度に加工(酸処理・熱処理・ナノ微粉砕など)しそのあとの、半導体光ファイバー、液晶・有機ELディスプレイ太陽電池セルなどのコア部材や製造装置、素材の分野で日本企業は世界を生きている。しかし日本は最終製品の段階では力を落としているが、インドネシアのロードマップが描く一段階までは到達しているものと思われる。

 

日本は世界のものづくりを支える素材と装置の国へと進化して、サプライチェーンの上流〜中流を、日本企業が静かに支配しているともいえる。それは“完成”ではなく、“持続と再構築の連続”と学んだ教訓を忘れず努力していってほしいものだ。

その一つにインドネシアとの提携があろう。

 

インドネシアの当面の目標として高純度シリカ年産量が2030年、50万トンがある。

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