ジャカルタ今昔 日イのはてな

ジャカルタ中心にインドネシアの報道からその今昔と日本・世界への繋がりを探る

老舗メガネ屋 Lyly Kasoem

f:id:nishimikyohei:20190619113544j:plain
Kasoem 2015
Dharmawangsa のHandokoから迷い込んだHanson InternationalのBenny Tjokrosaputraの祖父はKasom Tjokrosaputraであったが、このKasomと見間違った名前にKasoemがある。ジャカルタで見るインドネシアのメガね業界は大手が支配しており、大きな新しいMallには殆どこの眼鏡屋が店をだしている。その一つがLyly Kasoemである。創業者はA .(Atjoem) Kasoemで1916年生まれ(1979年没)、ガルット出身である。彼は貧農の息子であったがオランダの眼鏡屋で働く伝手があったのかそこからドイツ人経営者が事業を引き継がせる目的で修行させ、終にはこの店を購入し、最後は眼鏡の工場まで運営したが、この工場自体は金融危機の際に閉鎖されている。
彼はインドネシアでは初めてのプリブミの事業家となったが、やはり、当時華やかなオランダ植民時代の新しい文化を謳歌していたオランダ人の店の丁稚奉公から始めたのが成功したのであろうか
現在は娘さんになろうか第2世代のIra Kasoemが頑張っている。彼女自身は従来のLily Kasoem Optical ラインの他にLily Kasoem Atelierを作り、高品質で手ごろな価格をモットーに競争力を維持している。ブランドはデンマークLindberg 、パリのAnne & ValentinやMykita、Cutler & Gross、Moscotなど輸入ものが多いが、日本の自慢物は及びではない。OutletはPlaza Indonesia や Pacific Place、他に最初の店Bandung、Yogyakarta、Semarang、Surabaya、Denpasarなど12を数える。ジャカルタのチキニラヤ通りに大きなKasoemの店があるが、2015年当時2階を増築し訓練センターになっていた。 この記事は ジャカルタ今昔あれこれ2の続きとなっている。 奥ゆかしさで日本のCMと比較できる。

f:id:nishimikyohei:20190619113654j:plain
a kasoem 2008

タマン・アングレックとスケートリンク

Ice Skating at Taman Anggrek

f:id:nishimikyohei:20190612153146j:plain
mall taman anggrek
レバランやジャカルタ生誕祭のホリディシーズンのTempat Wisataで、必ず紹介されるのがTaman AnggrekのSkyrinkアイススケートリンクである。Sパルマン通りから見て世界一(ギネス)のLEDの広告板が目に付くタマン・アングレックのモールの4階にある。小生がそこに行ったのはもう20年も前の事で、リンクの近くだったか中華ホットポットを食べながら眺めたものだった。
そこから巣立った世界に活躍するスケーターは未だこれからであるが、インドネシアは既に世界のゲームに参加しうる国際スケート連盟に参加している。ちょっと古いがインドネシアのMaghrisa Regita Maharrani Trah Gagarin(長い!)がバンコックで行われた国際アイススケート・チャンピオンシップで三つの金メダルを取ったニュースすらあった。ジャカルタには2ケ所程度しかスケートリンクがないが、もっと上のクラスに行くには国際規格のリンクとコーチ陣が少ないのが壁になっている。しかし先般オープンした日本のイオンのチャクンのモールにもアイスリンクが併設されていたのが明るいニュースであった。
このTaman Anggrekのモールは8棟のコンドミからなっており7階建てのルーフがつながり住民の為の広大な屋上公園になっている。ここはあのムリアグループが1996年にオープンしたものでコンドミは2,800戸からなり、又モールは528店も入居している東南アジア随一を誇っていたはずである。 ここは市内環状高速がタンゲラン・メラック高速と合流する地点にあり、建設時は荒地だったのだろうか。 
f:id:nishimikyohei:20190612161452j:plain
taman cuttleya
その手前に古い木造4階建てくらいのホテル・アングレックが建っており前にはは池と広大なガーデンがあり、昔のポップスのシューティングの場所であったが今はカトレア公園になっておりそこから少しずれると現在大きなホテルがメガ・アングレック・ホテルとして営業している。
f:id:nishimikyohei:20190612154536j:plain
mega anggrek

やっと解ったスプリングヒル

高層コンドミのテラスから空中遊泳をするのが連想されて、2度も、3度もブログに登場させたスプリングヒルと言うグループであるが、そのオーナーとか親会社が解らずSpringhillグループとしてのみで躱して来たが、やっとその正体が判った。

f:id:nishimikyohei:20190610084721p:plain
Springhill kemayoran
Springhillはジャカルタ・クマヨランのゴルフ場に通っていた時代だから多分10年も前になるのか、戦友の建築設計士が気に入った素晴らしいレストランが近くにあると言うので付いて行ったがあまりに多くのスプリングヒルがあり、結局見つけることが出来ず、偶然グループの販売促進展をやっていたのを見てこのグループのプロジェクトに感心した思い出がある。彼の経験・知己の中にこのオーナーが居たのであろうが、当時はその話題にすることもなく過ぎて行った。ちなみに今このSpringhillのサイトから彼らのプロジェクトをいくつか挙げると
Springhill Golf Residences, Springhill Golf Terrace, Springhill Golf Mansion, The Boutique Apartment, The Royale Springhill Residences, Springhill Royale Suites, Springhill Terrace Residences, Springhill Officeでこれらはジャカルタ・クマヨランにあり The Green Court, The Green Court Lake, The Green Court VIKOはチェカレンに、他に

Plaza Kota Business Center, 更にPalembang, Bandar Lampung、MalangやバリジンバランにもSpringhillを冠した物件はある。そしてオーナーとしてYanki Regan 氏がSepang Goldcoast Sdn. Bhdという会社名と共に出ており、小生が長く馴染みがなかったのはマレーシアである為であることが分かった。

f:id:nishimikyohei:20190610084844p:plain
Avani gold coast
マレーシアの事はあまりわからないがネットで手繰って行くと彼らの開発したリゾート、“AVANI” ゴールド・コーストのすばらしさに心打たれ見果てぬ夢に馳せてしまった。ドバイの人工島を思い浮かべるパームツリー状の海上コテージ群である。下手な文章より写真付きGoogleのMapを掲げておこう。Avaniとはサンスクリットの地球の意味らしい。
f:id:nishimikyohei:20190610085435p:plain
Avani Palm Tree
スプリングヒルと言う名前は世界各地で地名や施設名など多くがあり、これをグループ名にして世界制覇しようとする心意気か

経済特区、総合特区

KEK atau TOK

f:id:nishimikyohei:20190606102852j:plain
KEK map
インドネシア経済特区(SEZ:KEK)は現在以下の12ケ所が定められ中で最近のニュースでは西ジャワのスーパーKEKやバタムのKEKがある。
① 2012年政令第26号  タンジュンレスン経済特区バンテン州
主要産業:観光
② 2012年政令第29号  セイマンケイ経済特区北スマトラ州
主要産業:パーム加工、ゴム加工、ロジスティック、観光
③ 2014年政令第31号  パル経済特区中部スラウェシ州
主要産業:ニッケル・鉄種加工、カカオ加工、海藻、ロタ ン加工、ロジスティック
④ 2014年政令第32号  ビトゥン経済特区北スラウェシ州
主要産業:パーム加工、水産物加工、医薬、ロジスティッ ク
⑤ 2014年政令第50号  モロタイ経済特区北マルク州
主要産業:水産、加工、ロジスティック
⑥ 2014年政令第51号  タンジュンアピア経済特区南スマトラ州
主要産業:ロジスティック、ゴム加工、パーム加工、石化
⑦ 2014年政令第52号  マンダリカ経済特区(西ヌサトゥンガラ州)
主要産業:観光
⑧ 2014年政令第85号  トランス・カリマンタン・マロイバトュタ経済特区
主要産業:パーム加工、木材加工、ロジスティック
⑨ 2016年政令第6号  タンジュンクラヤン経済特区(バンカブリトゥン州)
主要産業:観光
⑩ 2016年政令第31号  ソロン(西パプア)
主要産業:造船、ロジスティック、農林水産物加工、鉱業
⑪ 2017年政令第5号 アルン・ロクスマエ(アチェ) Arun Lhokseumawe
エネルギー、石油化学、アグロ
⑫ 2017年政令第42号 ガラン・バタン(リアウ諸島州)Galang Batang
             アルミナ精錬、エネルギー、電力、港湾



バタムは1970年代から保税機能から自由貿易が認められスハルト崩壊後優先性が問題となったが、結局2006年にバタム・ビンタン・カリムン3島の自由貿易が再確認され認められてきたが、今回バタム島に「アエロ・マリンシティー」、「ウオーターシティー」及び「レンパンシティー」の3カ所の経済特区の設置を計画しているものである。法的にバタム3島はいずれ経済特区の中に位置づけられることとなっている。
経済特区と言うのは世界的には1950年代からあるが現在の外資誘致を主目的とする特区は中国・台湾で1970年代に見られインドネシアKEKの前身的KAPETが1993年から芽生え法制化されたのは1996年で全国で15ケ所が指定されていた。現在のKEKとロケーションを対比したら1ケ所しか同じものはない。機が熟していなかったとしか言えないが、これを廃止してKEK制度にしても実害は生じない程度のものであったようだ。経済特区の便宜の内税務についてはKAPETの時代より関税・付加価値税・PPH22の不徴収とか損金算入拡大とかの所得税の扱いはおおむね同じようなものであったが更に所得税の軽減にも踏み込んでいる。
日本は2013年に打ち上げた安倍内閣の国家戦略特区が有名であるがこれは全国10地域11分野で92事業を数えているがそれまでは総合特区制度で中身に国際戦略総合特区と地方活性化総合特区に分かれ41事業を行い、他に構造改革特区もあり、よりきめ細かいと言える。(内容詳細は内閣府のサイトに詳しい)

レバナ経済特区

Rebana super KEK
西ジャワ州首長のリドワン・カミル州知事はこのほど西ジャワのチレボン、クルタジャティ、パティンバンを繫ぐ三角形の地帯を、或いはその中に巨大な経済特区を構築することを提案された。パティンバンはタンジュンプリオクを代替する新港湾ターミナルであり、クルタジャティはスカルノハッタ国際空港又はバンドン空港(H.Sastranegara)を代替する国際空港である。

チレボンはこの地帯の都市圏チレボン、バンドン、スバン、マジャレンカを代表する港湾都市でバティックやイスラムの色濃いスルタネートである。州知事はこの地区をジャワ・ムスリムの打楽器名でもあるレバナと名付け、又新しいコンセプトとしてのスーパーKEKを提案しているのである。(Segitiga Rebana :Cirebon, Patimban, Kertajati)
実際はこれを物流パーク、創造・技術パーク、エネルギーパーク、航空宇宙パーク、住宅エリアの五つのエリアで11のKEKに細分されたもので合計は3,460haの面積を有する。(この部分はNNAから)

f:id:nishimikyohei:20190602113056j:plain
レバナ 
この新しいコンセプトにはいい着想だと感心するものがあるが、インドネシア経済特区は2009年の経済特区法が制定され、指定は政府の権限とされ全国経済特区評議会(Dewan Nasional KEK)が管理しており、このスーパー特区は今後どのような手続きが取られて推進されるのか注目である。現在2017年政令42号を最後に12ケ所のKEKが制定されているが、6ケ所がオープン完了で残りは今年中に準備出来る(2019年1月現在)とか言う推進状況である。経済特区は1970年代中国や台湾などで外資誘致や輸出強化を目的としたもので、インドネシアもバタムの自由貿易とかKAPETの歴史がある。日本は言わずと知れた岩盤戦略特区である。

Gara2 Sakit No.2

昨日のCurhat Gara2 SakitでSakit(病気)はCurhat(インドネシア語の打ち明け話)とは関係ないので削除したが、少しは関係はあるようだ。つまりインドネシア語の索引ではパソコンの翻訳能力に問題があり、或いはそういう過程で検索したり、或いは小生自身の言語能力に問題があるとして昨日の病院の話を書いていたのであった。機械の奥に見えるのが病院。

f:id:nishimikyohei:20190531095554j:plain
RS  IMS

この病院は小生が関与したコンサルタント会社IMSと同じ名前であるが、患者に聞くばかりで、根拠や処置の流れの説明はなく、質問に答えることはなくあれよあれよと進める病院である。お陰で
種々関連医療の専門用語をネットで勉強する機会を得ることができた。COPDだけに抗して来た人生に変節も訪れることを思い当たる。  前文はジャカルタ今昔あれこれ2 

米中経済戦争のはざまで AEON Far away 5G ?

イオンバンクがネットによる振り込みにワンタイムパスワード制にすると言うことで、手続き内容を教えてもらうため出向いたが大きな変更ではなく安心、その足でイオン・モバイルに回った。

f:id:nishimikyohei:20190528083348j:plain
AEON Mobile

店頭に自由選択格安料金、2年拘束なし、解約金なし、一括割引支払いと日本の独占企業の悪癖を打ち破った戦略が目に付き思わず購入のサインに迄行く勢いであった。機種は\9,800からとうれしいが、よく聞くとあいにく3Gと言う。その上ネットで調べると米中ファーウェイ戦争のただなかなのでサインは延期したが、暗黒の中で出会った光明を失った一瞬であった。格安にはYモバイルやUQもあるがこれらは大手の手が伸びる。他に良い点はデータ通信量選択バラエティや通信量追加は申し込み次第、他機種持ち込み保証もある。
23日付の別の報道で、「英国、今月から「5G」 BT系、インフラにはファーウェイ」というタイトルが目に入った。世界は既に5Gの時代、英国は我が道を行くと感服する。そして米中貿易戦争の中、生産拠点をインドネシアにするIT企業も現れている。 日本は印象として政治・官僚による自由経済への規制のルールが多すぎるような気がして、ついつい首都移転を持ち挙げからめたが、首都移転しても直接的に規制が減るものではなく未だ何かが必要だろう。