今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

ジャカルタのロングBARブルーグラス


ジャカルタのロングBARブルーグラス

昔、20153月、ジャカルタにいる頃、ジャカルタはエクセントラムのBakrie Towerにある「Bluegrass Bar & Grill」というバーを見つけた。このBluegrassは、Le Quartier(カルティエ)とかLoewy(ローウィ)とかと並んで「ジャカルタのベスト・ウェスタンレストラン6選」に選ばれてる。

「ブルーグラス」というのは、バンジョーがメインの初期のカントリーミュージックであるが、この店でそれが流れてるわけじゃなく、がっかりしたが、座ったカウンターは世界一かもって思うくらい気に入った。


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人は優に座れるだろうか。今日、ネットでS
ingaporeのラッフルズホテルのバーが本家であることを知った。”宗慶二のチャンネル”の名作10選からである。

まさに店の名前がLong Barと言うそうで、此処で「老人と海」のノーベル賞のヘミングウェイがカウンターの隅で思考を巡らしていたという。 

老人と海という小説は、老漁師の不屈の精神を描き、負けることのない人間の強さを讃える物語であると概略にあったが、昔読んだ記憶はなかった。

Hotel CandiとHotel Cedih

マイブログSido Muncul グループ(Hotel Tentrem)のホスピタリティ - 今さら 日イのはてな で Sido Muncul(本体)・Hotel Tentremの運営母体はHotel Candi Baruであり、Hidayat家の会社として機能している、とのべているが、Hotel Candi については200910 5日のブログHotel Bellevue--さくらホテル-- Hotel Candi アールデコでスマランにあるこのホテルは昔オランダ人がオーナーだったが日本軍がサクラホテルと改名した後スカルノが接収Hotel Tjandi Baruとし、その後Ny.Meneer

現在はPT.Sidomuncul5番目のオーナーになっているわけだ。

 

ホテルそのものにアクセスするとアールデコ調の美しい景観で個室も広々としてゆったりしたホテルである。

似ている名前で、Grand candi Hotelもスマランに出てくるが名前から同じグループとしか推定できない。

 

Candiとは石造りの建物でありヒンドゥー教の礼拝の場とか、仏教徒の遺灰の保管場所として古代に使用された寺院を言う。これとよく似たchedi主にタイやミャンマー、ラオスなどの東南アジアの仏教寺院によく見られる、仏舎利(仏陀の遺骨)を持つ塔のことを指す。

 

が同様にhotelの名前としたHotel Cedihがある。一度か華人のIrwanさんに泊めてもらったことがあるが、その時の新緑の渓谷を見下ろしたベランダからの眺めは今もって忘れない。現在はPadma Hotel Bandungと言うが、Djarumが元の所有者 Radius Prawiro(スハルト時代の閣僚)関係の会社より購入したものだ。

 

Djarumのこのホテル関係を作ったのはRobertの奥さんのWidowati Hartonoがバリのレギアンに6.8haの土地を購入しThe Bali Padma Hotelを作ってからだ。このホテルはアヤナ、リッツカールトンと共に Best 3 in Baliに選ばれたPadma Resort Legian と改名している。

この他にもPadma Resort UbudPadma Hotel SemarangResinda Hotel Karawang Managed by Padma Hotels5軒を営業している。

 

カラワンのは22階建て、200室の4スターホテル Resindaでありアパート兼用である。ここは200haResinda住宅地を開発中(2015)でもある。

Padma とはサンスクリット語でロータスの意味がありインドネシア語ではBunga Terataiである。

2025519日マイブログより。なあ~んだ。

 

Bukit PodomoroタウンシップとPodomoro Cityとの差


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5日、阪急阪神不動産が、タンゲランの住宅分譲事業「ブキット・ポドモロ」(総戸数432戸)参画へ。というニュースが目に入ったBukit Podomoroとは初めて聞くがAgung Podomoro Group の住宅開発物件で、普通は “Podomoro City / Senayan City / Thamrin City / Kalibata City” 等があるが、これらはすべて高密度住宅superblock)シリーズであり、Bukit Podomoro 郊外型・大面積タウンシップである。Bukit Podomoroは東ジャカルタのKlender 地区にある。Kec. Duren Sawit(デューレン・サウィット郡) Kel. Klender(クレンダー町)であるが目印になるようなものは近くになく東北東に3㎞ほどに東ジャカルタ市庁舎がある。


I Gusti Ngurah Rai
通り添いにある区画でここから西に2㎞でKlender駅である。殆ど完成している区画を目測すると300m x 300m故約10haと少ない。Podomoro GroupCENTRALPodomoro City 25haはあるので大きさでもって区分するものではない。多分高層アパートがあるか戸建て中心かどうかが加わるようだ。

Podomoro Group は住宅開発に熱心のようであるのでそのprojectを訪ねてみよう

プロジェクト           面積          位置・タイプ     

Podomoro City (Tanjung Duren) 25 haAPL の旗艦。Central Park / Neo Soho を含むSuperblock                    

Senayan City             約8 ha              : CBD (Senayan) SuperblockPodomoro ×

Djarum の共同。高級商業+オフィス。

Thamrin City            約10 haGrand Indonesiaに接するSuperblock。ジャカルタ


;真っただ中の中価格帯の巨大商業+高密度住宅。

Kuningan-City      約57 ha


Satrio 
通りの AXA Superblock  

Season City        約5 ha LatumetenSuperblock 3棟, tai chi garden

 

Kalibata City            約12 ha :英雄墓地Kalibataのアパート群がコの字形で45


:超高密度
Superblock
Podomoro最大。

Podomoro Park Bandung    130 ha    Bandung5クラスターを持つタウンシップ開発 

Bukit Podomoro Jakarta     10 ha  :東ジャカルタKlenderで連棟戸建タウンハウス。

Podomoro Golf View    30 ha? :高密度高層+戸建。Gn.Putriのリバーサイドゴルフ場

:を望む住宅地             隣は下の物件あり

Podomoro River View                       :同上

Metro Podomoro      20 ha  :住宅地             Bekasi 周辺?

Kota Podomoro Tenjo      650 ha   Bogor Tenjo(BSDの西)の都市開発.

 

以上、個別アパートも多くCityブランドとタウンハウスに焦点を当てたもの。面積は推定目測による。

Sido Muncul グループ(Hotel Tentrem)のホスピタリティ

 

 

Tentrem(平和)の言葉に釣られ何かの足しを作った。

 

 

 

本誌では2022年7月号・2023年9月号で既にSido Muncul(PT Industri Jamu dan Farmasi Sido Muncul Tbk)を取り上げている。 今回はその補足として、同社が展開するホスピタリティ事業「Hotel Tentremを、最新の営業状況とともに整理する。

Hotel Tentrem:Sido Munculが築いた“平和(Tentrem)”のブランド

Tentremとはジャワ語で「平和・安寧」を意味する。 Sido Munculが創業以来守ってきた「身体と心の癒し」というジャムー文化を、 ホスピタリティの世界に拡張したブランド哲学がそのまま名称に宿る。

■ 5つの主要プロパティ

(本文引用:「A distinguished collection of five exceptional properties across Java…」)

    1. Hotel Tentrem Yogyakarta

      • ジョグジャの文化的中心に位置し、 “贅沢が芸術であり、すべての瞬間が傑作となる場所”と自らを定義。

      • 住所:Jl. P. Mangkubumi No.72A, Yogyakarta

      • オバマ元大統領が2017年に滞在した唯一のプレジデンシャルスイート(6ベッド)が象徴的。

    2. Hotel Tentrem Jakarta(Alam Sutera

      • ジャワ文化とモダンデザインを融合した5つ星。

      • 200室+29スイート、最上階240㎡のプレジデンシャルスイート。

      • 4レストラン(Populico/Kayu Manis/LIN/Canella)、 プール・サウナ・24hジム・スパ・キッズクラブ・11会議室を備える。

    3. Hotel Tentrem Sumarang

      • 16世紀ある交易中心あったスランのプラカン文化全面的受け入れ5つ星。Gajah Mada通り。

      • 14種類のされたランガン料理伝統的なハー療法クルギャラリー

      空気中の細菌ウイルス除去すると広く信じられているUV-Cライトシス    テムの導入も行っています

4. Tentrem Serviced Apartments(Semarang

スマラン中心部の長期滞在型。Hotelアリアに共存

“Your Sanctuary in The Heart of The City”というブランドメッセージ。

5. Tentrem Mall Semarang

Gajah Mada通りの新商業施設。

“最新建築トレンド × スマラン文化”の融合。

6. Tentrem Eatery & Bar(Pamekasan

地元料理を育てる「Tentrem Ing Rasa」コンセプト。 (本文引用:「Tentremブランドが常に地元の知恵を守り続ける…」

 

Tentremの営業機能:食・イベント・ウェルネスの三本柱

食(F&B

「A Journey of Flavors in Every Bite」 — 食材選定から香りまで“物語を語る一皿”として設計。

イベント(MICE

「Crafting Unforgettable Experiences, Your Way」 — ボールルーム、会議室、カスタム装飾、特別メニューまで完全オーダーメイド。

ウェルネス(Gaharu Wellness Centre

— スパ、フィットネス、リラクゼーションを統合した“心身の再生空間”。

Tentremは「ホテル・商業施設・レストラン」の三領域を横断するブランドへ進化している。

 

経営陣と事業

 Sido Muncul(本体)・Hotel Tentremの運営母体はこのHotel Candi Baruであり、Hidayat家の会社として機能している。Irwan Hidayat(1947年生)は第3世代である。詳しくは2023年9月号参照

    • 牛乳ブランド Melkrey → パン屋 → 1941年ジャムーへ転換。

    • 2000年、インドネシア初の薬品認定ジャムーを取得。

    • Tolak Angin(意味:Impian yang Terwujud=叶った夢)を確立。

    • 32ヘクタールのアグロツーリズム施設を保有。

Sido Munculは、 ジャムー(伝統薬)→ ホテル → 商業施設 →Hospitality という独自の多角化を進めてきた。贅沢が芸術であり、すべての瞬間が傑作となる場所へようこそ。というのがモットーであるか。

 

 

 

米国の Ace Hardwareがインドネシア復帰


米国の Ace Hardwareがインドネシア復帰

米国の Ace Hardware がインドネシア市場に復帰する。 新たなパートナーは PT Mitra Adiperkasa Tbk(MAP / MAPI)。 Ace は 1995 年以来 30 年にわたり Kawan Lama Group と提携してきたが、契約終了後は継続しないことが正式に確認された。

Ace Hardware の再上陸は 2026 年 7 月末、初店舗を Sunter に開設し、2号店を Serpong に予定している。初期段階では MAP が 5〜7 店舗を開設し、事業開発に集中する計画である。Ace の住宅改修事業は MAP にとって新規セグメントであり、当面は拡大よりもこの立ち上げを優先する方針だ。

MAP のこの戦略は、同社が進めてきた 新規事業カテゴリー開発の流れと一致している。たとえば MAP は 2019 年に Apple と提携し、ブランド名を Digimap に改称。現在 Apple は MAP のビジネスポートフォリオにおける主要貢献者となっている。

MAP の経営陣は、創業家である Santosa 家を中心に構成されてきた。かつては Boyke Gozali が辣腕を振るっていたが、現在は監査役に Sintia Kolonas、取締役社長に Herman Bernhard Leopold Mantiri、取締役副社長に Virendra Prakash Sharma、取締役に Handaka Santosa が名を連ねる。彼らはいずれも 大 Santosa/Nursalim 家の系譜につながる人物であり、MAP の事業拡大方針を支える中核メンバーとなっている。

MAPの時価総額はIDR 27.639.002 Mで、消費財小売部門で第1位であり、主だったところではZara, Marks & Spencer, Starbucks, and Sogoを取り扱っている。

MAPについては過去、(2025年10月号収録) 、  (2025年9月号収録)、 (2020年4月号収録に)取り上げている。

ジョクジャのカスチィーユ ソラガンはSorogan Castle

 

 

ジョクジャのカスチィーユ ソラガンはSorogan Castle

ジョグジャカルタの中心部・ブミジョ村ジャラン・ソラガンには、ヨーロッパ様式の美しい建築「ソラガン城(Kastil Soragan)」があります。1928年、地主ソエジョノ・サストロディルヨによって建てられたこの建物は、塔やバルコニー、大きな窓の鉄格子など、クラシックな欧州建築の魅力が詰まっています。

オランダ植民地時代には、インドネシア独立運動家たちの秘密の集会所・隠れ家として使われていたとも伝えられています。「ソラガン」という名は、歓声(集い)とアガン(隠れる)に由来するという説もあります。

その後、長く放置され暗い時期を迎えましたが、1980年代にジョグジャカルタ州政府が管理を引き継ぎ、修復を重ねて2011年に一般公開されました。現在は観光名所として人気で、結婚式や写真撮影にもよく利用されています。

しかし「Sorogan Castle」で検索すると…?

なぜかGubug Makan Mang Engking Soragan Castleばかりが出てきます。 さらに「Sorogan」はイスラム寄宿学校の学習法(ソロガン法)を指す語としても使われており、綴りが混同されていることがわかります。ジャワ語ではよくある揺れですが、城と学習法はまったく別物です。

その後にソラガン城がマン・エンキンのレストランになったという記述がありませんが、両者をつなぐものが、建物のファサードと住所だけで十分です。

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マン・エンキン・ソラガン城(Mang Engking Soragan Castle)

ソラガン城店は、自然景観を生かしたスンダ料理店らしい雰囲気が魅力で、家族連れにも人気です。新鮮な魚介を使った料理が中心ですが、アレルギーがある方でも楽しめるメニューが用意されています。 正面の塔の左側奥に池がありこれを囲むように連なる建物と大講堂の食堂があります。全収容座席数は数百に及ぶようです。


 

 

よく見るとこのサイトはhttps://mangengkinggroup.co.idでPT. Mang Engking Group Indonesiaのサイトだ。 2002年にエビの養殖事業から始まったスンダ料理レストラン・グループで、現在は全国に25店舗を展開しています。(公式サイト:mangengkinggroup.co.id)

中にはBale Udang Mang Engking Kutaとか Mang Engking Putera Gombong、Gubug Udang Situ Cibuburという店名もある。 Jogyakartaにはこのほかに Jl. Gedongan-Tempelに店があるがこちらは支社格である。本社はCilacap。

 

フランチャイズの形で運営しているようだが主体は名前からエングレークのファミリーであろう。営業のモットは“Dari Desa Untuk Indonesia”田舎村からインドネシアへ。

   Ygy店:Jl. Gedongan-Tempel

Bekasi 店については既にblogしていました。

エンキンおじの焼き淡水魚コテージ園 - 今さら 日イのはてな202109-29

WIRGのAI技術(Mind Stores)

                                         Image : The Future of Shopping with AR


WIR Group
のAI技術(Mind Stores)

 

昨日のVlogで WIR Asia の成功例を紹介したが、 AIの説明が埋没してしまったので、今回は彼らの3つ目のソリューション 仮想店舗(Mind Stores) を改めて整理する。

Mind Stores は マーケティング特化型AI を使って 「仮想店舗の体験を自動最適化する仕組み」で、 主に次の3つのAI技術が使われている。

① Vision AI(画像認識)

AR体験の基盤となる技術で、 商品・ロゴ・人物・空間をリアルタイムで認識する。

これにより 「認識 → 行動誘導 → 購買」 までの流れを自動化する。

② Behavior Prediction AI(行動予測)

店舗・イベント・広告でのユーザー行動を解析し、 “どの瞬間に何を見せれば購買率が上がるか” を予測し提供する。

③ Content Personalization AI(体験自動生成)

ユーザー属性に応じて AR/VR コンテンツを自動変化させ、 広告・商品説明・店舗導線をリアルタイムで最適化する。

企業側は 素材(商品画像・説明)を渡すだけ で、 体験が自動生成される。

 

④ さらに:レイアウト最適化

AIが購買確率の高い商品を “手前に配置する” ように自動調整し、 仮想店舗のレイアウト最適化にも利用される。

 

Mind Stores はBrand Solution(AR/VR広告)やIoT Kiosk(公共空間の体験端末)と連動する “体験最適化AI”の中核技術 であり、 AR/VRの価値を最大化するデジタルエコシステムである。

Mind Stores は、AR/VR空間に仮想店舗を作り、 AIがユーザー行動を解析して体験を自動最適化する仕組みである。発注側は以下の様な導入受け入れ準備が必要となる。例えば

【商品データの準備】として商品画像、商品説明、価格など初期デアータ

【出店場所の選択】として自社アプリ内、イベント会場のAR体験、IoT Kiosk(公共端末)とか{ARグラス / VRヘッドセット}、{物流、決済システム}などがある。

 

よく考えるとこのシステムは言語理解が出来るのか、多分顧客のクレーム対応や複雑な推論は出来ないだろう。AI研究開発の深度は浅く自社で基盤AIを開発しているわけではない。 

又日本企業の既存ECと技術的には容易に接続できるが、 運用負荷・消費者文化・法規制の壁があるため、 導入できる業種は限定される。インドネシア市場の学習データが中心でデータ規模が小さいと言わざるを得ないだろう。 体験価値が購買に直結するコスメ・ファッション・家電・自動車などは適合性が高いといえよう。体験できるかな。

AI開発成功事例:インドネシア株 WIR Asia(WIRG)を見てみる

AI開発成功事例:インドネシア株 WIR Asia(WIRG)を見てみる

日本のAI銘柄は数が多く、選択するのが難しい。そこで今回は視点を変え、インドネシアのAI関連株を調べることにした。選んだのはソフトウェア企業 PT Wir Asia Tbk(WIRG) だ。

まず株式市場の会社案内によると、 WIR Asiaは2009年に拡張現実(AR)技術に注力して設立され、その後VR、AI、IoTへと事業領域を拡大。ブランドが現代のマーケティングに適応し、大企業と連携できるよう支援するテクノロジー企業である。 株主構成は PT WIR Global Kreatif(4%)と一般投資家(93.89%)。創業者3名が依然として事業の方向性を握っている。

ここでAR・VR・MRの一般的な区別を整理しておく。

 


  • AR(拡張現実):現実世界を主体に情報を重ねる

  • VR(仮想現実):ヘッドセットで現実を遮断し、完全な仮想空間に没入

  • MR(複合現実):現実を認識しつつ、デジタル物体を空間に固定し操作可能にする

 

 

WIR社は創業当初、デジタルマーケティング向けのAR製品を開発する小規模チームに過ぎなかった。しかし需要の高まりとともに、没入型技術(AR/VR/MR)へ段階的に拡大し、さらにAI・IoTを組み合わせたデジタルエコシステム開発企業へと進化した。

13年の経験を経て 2022年4月4日に上場(IPO)。公的資金へのアクセスを得たことで事業拡大が加速し、2025年までに AR技術に関する世界特許を5件取得。 これまで 20カ国以上・1000件超のプロジェクトを手がけ、国際的な認知度も高まっている。

同社のサービスは、消費者向けのインタラクティブ体験を求める大企業に広く利用されており、ブロックチェーンやメカトロニクスなど新領域にも進出。主なソリューションは次の3つに整理できる。

  1. ブランド向けソリューション AR/VRを活用したインタラクティブなデジタルキャンペーンを構築。

  2. IoT Kioskソリューション 公共エリアのインタラクティブ端末を使い、ARを用いた体験型広告を提供。

  3. コマース向けソリューション(Mind Stores) 企業が仮想店舗を立ち上げ、デジタルマーケティングを簡素化できる仕組み。

これらはすべて「デジタル時代の新しい消費者インタラクション」を創出するために設計されている。

クライアントには テレコム・インドネシア、Facebook、ダノン、XLアクシアタ、ソスロ など名だたる企業が並ぶ。

IPO時の発行価格は168ドル。登録株式総数は116.8億株。 PT WIR Global Kreatifは約4億7,700万株(4%)を保有し、創業者関連会社として支配株主に分類される。つまり、戦略的方向性は依然として創業者の監督下にある。

評価面では、

  • Forbes GeorgiaがApple、Microsoft、Meta、Magic Leap、Niantic、Snapと並ぶメタバース企業として選出(2022)

  • 世界経済フォーラム(ダボス)で技術展示(2019・2020・2022・2023)

創業者は Daniel Surya Wirjatmo、Michael Budi Wirjatmo、Philip Cahyo の3名。 特にDanielはSWA誌(2011)、CMO Asia Awards(2012)でCEO of the Yearを受賞し、「インドネシアのメタバースの父」と称されるなど、国内外で高い評価を受けている。

AIの核心部分は今回は触れず、次回に回すことにする。

日本株価の動きと政権反映




日本株価の動きと政権反映

世の中は半導体からAIへと潮目が変わりつつ、株価は天井知らずに上昇してきた。どの銘柄がどのように上がったのか、私はネット上の株談義から距離を置いていたため、肌感覚の動きは分からない。ただ、少なくとも日本の半導体産業は一度壊滅しているので、今回の上昇は世界企業──フラッシュメモリーのサムスンやSKハイニックスの韓国勢、ロジック半導体のNVIDIAやQualcommの米国勢、そしてTSMC──こうした海外勢の動きに連動したものだろう。

とはいえ、日本勢もシリコンウェハーや素材・装置分野では依然として強く、これらが日経225を押し上げたのは確かだ。個別銘柄で見ると、フラッシュメモリーで世界の一角を占めるキオクシア、装置の東京エレクトロンは初夏に最高値を記録した後に一服。測定器のアドバンテスト、シリコンウェハーの信越化学も同じく初夏に最高値を付けたばかりである。これらの株はブーム前の数倍から数十倍に値上がりし、東証インデックスの上昇に大きく貢献したことだろう。

ではAI関連株はどうかと探り始めたが、その数の多さに早々にギブアップ。たまたま目に入ったVrainやトライアルを見ると、IPO後すぐに上値をうかがう展開。そしてソフトバンクも同様だが、株価は220円台で「明日にでも買える」水準。しかし、別にソフトバンク・ホールディングスが存在することに気づき、チャンスは水泡に帰した。

 

本来の目的は「AI銘柄がどの分野を狙っているのか」を探ることだったが、気づけば東証の値上がり理由の探索へと脱線していた。そして、その理由は半導体でもAIでもなく、レアアース、防衛、造船、円安、核融合──つまり、いわば“高市軍国主義”のテーマも一役くらい買っていることに気づいた。

最大の弱みである「外国からの信頼喪失」が円安として表面化し、それを内包したまま株価が上がるという、国旗云々より重大な“国有通貨の汚損・破壊が進行している。そして卑劣な二重首都国家の姿が重なった。

アァ嗚呼

イナルムとアルミナ精錬に学ぶ


イナルムとアルミナ精錬に学ぶ

NNAに出ていた“石炭アラムトリ傘下のアルミ製錬所、初輸出”との見出しに惹かれて、あっと驚愕と慚愧に堪えない話をせねばならない。

まずは石炭のアラムトリである。アラムトリとは聞かない名前ながら、(  )書きにADAROとあるので、旧Astraのエリイート達がAstra亡き後も富裕であり続けたことが出来たあの石炭のアダロがアルミに転戦しているのだ。

その電力の塊と言われたアルミ製錬であるが1975年に日本国と日本の12の会社が死に物狂いで立ち上げたアサハン・ダムとアルミ製錬(Inalum)であるが、今、業種を異にするアダロが単独で、いとも容易く立ち上げ、輸出できるところまで漕ぎ着けたことに違和感を覚えたのだ。

Inalum (PT Indonesia Asahan Aluminumについては感動と感涙で綴ったマイブログの“INALUMが頂点に、築かれた友好のモニュメントを再度” YouTuber、https://www.youtube.com/watch?v=PJvqFWrke7cに詳しいが一口で言えば、残念ながら、時代は変わったとしか言えないのだろう。 ジャカルタ・ジャパン・クラブの名誉会員であったInalumは身近くの栄光の誉れであった。

 

既にイナルムから半世紀、ソ連やオランダを挑戦した海抜900mの落差を利用する電力資源開発に目が行った誕生のイナルムが、永く一強を誇った時代が過ぎ、かつての “日本の力で立ち上げた象徴的プロジェクト”という存在感は、インドネシアの国家戦略の転換と多くの巨大新規案件の登場によって相対的に薄くなったのだ。

 

国際グローバル経済の嵐に打ち出された鉱石資源の輸出禁止と資源下流化の国家戦略の変化で中国企業の進出があり今やインドネシアで中国企業によるアルミナ大増産が見られた。

イナルムはアルミの原料を、輸入のアルミナに頼っていたが、国有化後のイナルムは、アンタムと手掛けるSGARのプロジェクト稼働により国産アルミナへ切り替えつつある。

このアダロの案件はアルミナーアルミ一貫製造である。~かの様に見える。新聞の報道から割り出すのはなかなか難しいが或る報道で国内でアルミナ製造されても採算の良い旨味のある輸出に振り向けられ国内のアルミ精錬に向けてくれるアルミナ・スメルターは少なくアダロもMOU集めに苦労した話から“かもしれない”としておこう。 

ここでアルミの製錬とアルミナの製錬であるが日本語でもインドネシア語でも “smelter(製錬所)” という語が使われるが、これは「アルミニウム電解(アルミ金属製造)」を指す場合と、「アルミナ精製(SGA)」を指す場合の両方に使われてしまう混同に陥っていたのである。

中にはSmelterとは鉱石から金属を取り出す工場のことと注解が付された文献があったがイナルムのアルミ製錬はアルミナの電解電融であり、アルミナの製錬はボーキサイトから熱製鋼でアルミの中間材を製造するもので、二つは原料も違うし工程も違うし製品も違うのだと知らされ驚かされた。

Inalumの原料のアルミナは輸入に頼っていたがその輸入元は、主にオーストラリアであった事には想像も出来ないことだった。

アメリカに次ぐアルミ生産国だった日本の姿がいつまでも頭にあったが実際は、その最盛期は1973年で、国内に7社14工場、製錬能力164万トンを擁していたが、2014年3月末までに1工場も無くなり、消え失せていた冷徹な事実をかみしめている。