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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

エラジャヤのスマホ販売 の時代戦略 

最近エラジャヤの名前をよく見かけるが正式名称 PT Erajaya Swasembada Tbk (ERAA)で スマートフォンタブレットなどのデジタル機器販売を主力とする会社で1996年設立と言うから当時携帯の販売店がモールに蝟集していた時代を思い出す。 どこも優しくサービスしてくれたなあ。

1998ジャカルタ動乱のあとのBandengan

本社アドレスはErajaya Plaza Jl. Bandengan Selatan No. 19-20 Pekojan, TamboraとあるからPluitからJl,KopiでKali Besarに入ってくる道で渋滞対策の陸橋がある所である。近くに Ciptra Mallがあり自社ビルなので上手く儲けたのであろう。

Budiarto Halim と義弟(?)Ardy Hady Wijayaである。

Erajayaの監査役会長はArdy Hady WijayaだがBudiarto Halimは社長をやっている。

監査役にAgung Sedayuの大ボスの息子のRichard Halim Kusumaがいるが彼はBudiartoが PT KIA Mobil のCEOであったころの同僚である。

その他、株主で役員になっているものがに多くがあるが多分創業者の仲間がそれぞれ

子会社のErajaya ActiveやEra Boga,Era Primaなど多く、分担しているのだろう。

会社の取り扱いはEra-Phoneで米アップル、JBLマイクロソフト、中国の華為技術(ファーウェイ)や小米科技(シャオミ)、韓国サムスン電子プレイステーションなどがあり、併せてモノのインターネット(IoT)製品では米ガーミン、ゴープロ、英JDスポーツ、アシックスなどと、最近では中国の電動キックボードやマレーシアのMSTゴルフを加え、ベトナム資本と合弁で国内家電販売Era Blueや本体の海外出店(257店:マレーシアとシンガポール)も多い。

決算状況は売上60.1兆ルピア、純利益0.8兆ルピアである。(2023年)、店舗数は2018年、900店が2024年国内外合わせ2095店舗である。

グループ会社にErajaya Digital, Erajaya Active Lifestyle, Erajaya Beauty and Wellness, and Erajaya Food and Nourishmentというのもある。

元は競争の厳しいスマホの販売からである。 日本の大手3社は冬の時代であろうか。