学歴のインドネシア語
SBYの学歴があまり多く、SBYのwikipediaでJenderal TNI (HOR) (Purn.) Prof. Dr. Dr. (HC). H. (S.B.Y).,M.A., GCB., ACとあったが、読み切れるものではない。名刺にはPresidenと書く必要はないだろうが、小生が一番よく見た名刺の学歴ではDrs.とDra.である。これは1993年迄の大学履修者の学歴で男性形と女性形である。正式にはDoktorandus (ドクトランドス)、Doktoranda (ドクトランダ) 及び工学系にInsinyur (インシニュル)がある。この名刺を出す人は今やほとんどなくなったが、
今でいえば、sarjanaである。今名刺でよく見るのをランダムで挙げておくと;
SH:法学士 Sarjana Hukum
SE:経済学士 Sarjana Ekonomi (S.E.)
B.A.:欧米の社会文科学 学士Bachelor of Arts (文学士号)
B.Ba:欧米のビジネス管理学士
LLB:欧米法学士Bachelor of Law
L.L.M. 欧米法学修士Master of Laws
MA:社会文科学修士 Master of Arts
M.Ss.: 自然科学修士Master of Science (理工学修士号)
M.B.A.:経営管理修士Master of Business Administration
Dr.Psi.心理学博士Doktor Psikologi (Dr. (Psi.))
これらは大学など高等教育卒業の証明書にいう学位Gelar akademik でsarjana (bachelor), magister (master), doktor (doctor).として概ね世界標準となっている。
名刺にはそれぞれSとかMとかDrとかの学位とその履修分野の略字を付する。但しSarjanaのSは欧米の大学を卒業すると学士はBachelorであるのでBとなる。
学位を授与するためにはそれぞれに詳しい履修過程の段階(jenjang)がある。インドネシアの場合、学位を記号表示した場合、終了年数の階層StrataでS1(Strata1)はSarjanaで、S2がMajester、S3がDoktorである。
日本で言えば4年制大学卒業者はS1でSarjanaということになるが、この4年間で取るべき単位数(SKS - satuan kredit semester)が定められている。インドネシアでは144SKSである。
インドネシアの高等教育(PENDIDIKAN TINGGI)には学術教育(Pendidikan akademik)と専門乃至職業教育(pendidikan profesi, dan/atau pendidikan vokasi)と言う二つのプログラム編成があり、後者はDiplomaと呼ばれ、よく日本の短大と短絡的勘違いする向きもあるが、こちらは更に年数によりD1からD4迄あり、D4はS(Sarjana)に相当するのでSarjana Sains Terapan D-IV或いはSSTとされる。
ここでSainsと言う語彙学習を割り込ませるとScienceである。Terapanは応用としておこう。