今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

リンガ泊地もトラックも

Lingga old jap navy

バンカ・バリトゥンを話題にしたとき思い出されたのは、昔、太平洋戦記物でよく登場したリンガ泊地の事である。この地域で混乱するロケーションを島と中心に先にまとめると、まずはバンカバリトンで州である。
1バンカ島・バリトゥン島:バンカ・バリトン州:州都はパンカルピナンでバンカ島にあり。
ついで日本人にも一番有名な
2バタム島・ビンタン島: リアウ諸島州:州都はタンジュンピナンでビンタン島にあり
付けたしの序で
3ペダン島・テビンティンギ島:リアウ州:州都はプカンバルでスマトラ島にあり
そして本命の
リンガ島・シンケプ島;これもリアウ諸島州にあるが:バンカとバタムの中間でジャンビ州の沖合にある。
日本海軍の泊地と言えばトラック環礁であるが1944年大空襲で壊滅、その後パラオからこのリンガ泊地が注油・演習地・準備泊地として使用され施設自体は終戦まで維持されたが海峡等地勢からも攻撃にさらされることも少なかったそうだ。

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Asa borake

しかしここからリンガエン・レイテ海戦などに出撃しどの軍艦も戻ってくることはなかった。この地にあの大和も武蔵も、長門、金剛、榛名、伊勢、日向、扶桑、摩耶、大淀、空母翔鶴、瑞鶴、大鳳も一時の雄姿を見せていたのかと思うと感慨深いものがあるがGoogleにも現地地誌にもそれらの記述や名残はない。 そういえばトラック諸島ですらその名前はチュークとなりミクロネシア連邦のMapにはその名前は亡くなっているのである。