インドネシアの紅白ワクチンが、多分第3段階の実証が進んでいる一方、デング熱などの致命的なウイルスを感染させる能力を無効にする細菌であるボルバキアを接種した蚊を放出する戦略で成功を収めたとしてガジャマダ大学のAdi Utarini教授がTime誌の世界で最も影響力のある100人に選ばれていた。
この報道は今年の初めで、2021年版である。この時はジャンルが違うが日本の大坂や大谷君たちも選ばれていたあれであるが、将に涼風一陣であり、人類の喝采であった。
2022年版は良く調べないと、未だ知ってる顔の人はいないが、もともと政治家がいつも顔を連ねざるを得ない。 なんとプーチンだ。 キムの代りか、見なきゃよかったと言うやつだ。
それだけにAdi の選出はすごいことだ。勃興しつつあった頃の日本の北里博士や野口聖人を思い出す。ウタリ―は自身、2度もデング熱に罹患した末の成功なのである。
1965年6月4日、ジョグジャカルタで生まれの彼女は、Gajah Mada大学で学んだあとイギリスやスエーデンに留学し、研究をつづけた。中部ジャワでランダム化対照試験に成功、疫学者は、この結果を「驚異的」で「画期的」であり、年間約4億人の感染と25,000人の死亡を引き起こすデング熱等との闘いにおける重要な一歩であると称賛し、ネイチャー誌で、ボルバキアの蚊の試験の先駆者としてネイチャーズ10の1人に選ばれたのは2020年の事である。
彼女は、ジョグジャカルタのガジャマダ大学公衆衛生学部や、インドネシア病院協会の品質部門を指導し、医療の質の分野ではPKMK UMGとともにKARSが発行するJournal of Hospital Accreditationのメインエディターや国立研究評議会のメンバーであると共に、現在もピアニスト、テニス卓球選手として活躍し、サイクリングを楽しんでいるそうだ。
北里博士もノーベル賞側が気が付いてなかった。