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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

テクスマコ亡き後Marimutu Maniwanen

2017年のForbesランキングでどうにかランク・インの149位のMarimutu ManiwanenBUSANA APPAREL GROUP を率いている。それならアパレルを得意とした先輩が自慢したインド人ではなかろうかと、目を引いた。

しかしMarimutuという名前には記憶がありスハルト末期に現れた印象は曲者だった。打ち上げたプロジェクトの巨大さと向かい入れた政府側恩典には驚いたが、この親戚が行ったTexmaco帝国の出現とその後の崩壊に関わらずMarimutu Maniwanenの評価は高い。

Busana Apparel Groupインドネシアで一番の繊維会社であり Eratex Djajaの会長であるとともに、Ungaran Sari Garment と PT Citra Abadi Sejatiの工場を Purwakarta と Cikarangにもっている。ここでの製品はAdidas, Calvin Klein, Esprit, Macy’s, Marks and Spencer, Nike, Ralph Lauren, Tommy Hilfiger に供給している。

 

Texmaco のボスはMarimutu Sinivasan と言い1937年 Medan生まれである。スマトライスラム大学中退で1958年来衣料事業をやってきたが、軍に納入するトラック事業でスハルトにも近くなり急伸した。アジア金融危機に際し露呈した巨大債務は、中銀流動性援助 (BLBI)をうけ、その29兆ルピア(+$80,57mil)に達した。これはインドネシア随一である。既に一部、土地587地区(4.794.202 m2)差し押さえを受けたが始末記はあきらかではない。(小生にははっきりしたニュースで見つけるのは困難だ)

Marimutu Sinivasanと兄弟のTEXMACOの後一人のボスは既に亡くなっているはずだ。