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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

ジャカルタのJPOに 世界革新賞

最近ニュースでよく目にするJPOとは何だろう。JはJakartaのJか、或いは橋のJembatanと推定しても、跡が続かない。そしてどうにか文献に行きついたが、Jembatan penyeberangan orangという思いもつかぬしろものだ。penyeberanganの語幹seberagは”横切って“とか”向こうの正面”の意味があるので英語ではpedestrian bridge日本語で歩道橋である。 

しかし最近、注目を浴びて使われるようになった所から、最近スディルマン通りに作られたものになると思う。特に道路の真中にあるバスウェーの停留所に渡る歩道橋を兼ねるやつだ。昔は幅が狭く二人が通り過ぎるのがやっとで夜は危険なところもあった。

停留所は地上レベルだがそこのへ渡って行く道が2階になっており、30人乗りのリフトがあるものもある。 バス停の屋根の部分を船舶のデッキのごとく広めて、或いは100m位と、長くしたり、周りくねって散歩出来たり、3~4階建ての展望台だったり、椅子もあり休むことも出来る様だ。

デザインはピニシ船だったり、LEDネオンで装飾され、いまインスタ映えのスポットとして若人を引き付けている。コーヒーを飲むカフェがあるのもある。

ジャカルタには最初の段階ではPasar Senen だったと想うが、いま、Sudirman通りだけでSPO MidplazaJPO HIJPO Dukuh AtasJPO PoldaJPO GBKJPO ASEANとかにあるようだ。

小生思うにこれによって、若人をバス利用に引きずり込み、渋滞緩和にも貢献しているだろう。そして観光資源になり町興しともなり、日本でも参考になしうるだろう。

これは随分前にタナーアバンの二か建て歩道の時。上海アイデアとして紹介したことを思い出した。