今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

海運は Andhika、Samuderaにお任せ

 

Fimela.comのDaftar Wanita Terkayaの9番目のCarmelita Hartoto はAndhika GroupだというのでIndika かなとかAndikaかなとか思い、検索して違うようだったが、海運会社だというので今度はカリブサールのバタビア・ホテル横の海運会社に違いないと睨んだが此方も外れた。此処はSumuderaだ。

しかし2社は同じような会社で、Samuderaの設立は1964年、創業者はSoedarpo Sastro-satomo、後継は未確認ながらMrs. Shantiである。一方Andhika は、設立が1972年、創業者はHartoto Hardikusomoであった。石炭や石油のトレード輸送のAndhika Lineとして創業、娘にCarmelia Hartoto Hardikusumaがおり、父が1994年亡くなると、彼女の運命の上に突然引き継ぎの話となった。彼女はCentral Manchester CollegeからWebster University, AS; MBA Financeを履修して 現地で就職していたが急ぎ帰国、早速経営リスクの観点から組合形態による会社経営から単独経営に切り替えた。彼女はまた、業界団体Pelayaran Niaga Nasional Indonesia (INSA)会長に選出されていらる。そしてKadinの副会頭でもある。

 

業界を見て見ると、2015年から 2019年の5年間に船舶は16.142 隻から32.587 隻に2倍にのびている。2015年の、インドネシア全土で合計4.5億トンの貨物市場のうち、外国企業がシェアをいくらかもっていたが、2019年には、14億トンの貨物の市場を国内企業が完全に奪った。

Carmelitaによると、国内の海運業界の大幅な成長は、2005年以降に適用されたカボタージュの原則のお陰で、カボタージュの原則は、その領土内の土地、水、空の分野で独自の法律や規制を適用する国の独占的権利であった。

この原則は、スシロ・バンバン・ユドヨノ前大統領によって署名された、国家海運業界のエンパワーメントに関する2005年の大統領命令第5号である。

インドネシアは船舶の数は多いため、インドネシアの国内輸送全体のニーズはインドネシアの船で満たされているという。

そういった外国資本の規制は2020年のオムニバス法により自由化されたがこの牙城は今も守っているようだ。

 

注:PT.Samudera Indonesia Tbkは上場しており、時価総額は6兆とあり、PT Temasに次いで2位である。Ibu Shinta が会長で経営陣にFarida Saafstrosatomoがいる。2020年売上はUS$ 1,151mil.、純利益は212mil,である。