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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

東もあれば西もある Landhuis Tanjung Barat

イオンモールのある、伊藤忠のマンションもあるTanjung Baratに名所旧跡があることを知った。

Landhuis Tanjung Nova と間違われ呼称されたLandhuis Tanjung Timurであるが、実は本命のLandhuisTanjung Baratもあったのである。それも裏側を流れるチリウン河を横に600メートルしか離れていない近さである。

そしてLandhuis自体も、その昔、オランダ人画家Johannes Rachが描いた宮殿風建物であったのである。隣と何か関係ありそうだと調べると、どちらも広大な牧牛地があることをだけで、そのためなのか見張り用の25メートルものタワーがある。これには6階建てで兵士が配置され警戒に当たっている。

所有者は商人なのか、この辺一帯のOostvrieslandと言われた土地を購入したJan Andries Duurkoopという人で、建設は1780年頃である。 両翼にゲストハウス用の居室を備え、中央にタワーを置いた 初期Dutch StyleのLandhuisenである。かれはこの牧草地で5,000頭の牛を飼育し、牛乳と肉は、会社VOCに販売した。1792年に亡くなり、

妻Johanna Adriana Christinが相続、VOCの兵士と再婚し夫の日本で兵役後戻り、1838年に子孫に遺贈された。
20世紀にJKT市の保有するところとなったが Google Mapの示す場所は広いサッカー場のあたりのようだ。住所はJl. Nangka I No.3であった。



添えられた時代の建物は最初のものと違う大きな屋根のLandhuisであるが真偽は不明であった。