今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

Be Careful 新首都の、大物 x 大物

To big to believe

ついさっき、古いニュースを見ながらカリマンタン新首都の面積を調べ廻し、でっかすぎると驚き、多分改定中だろうと放擲したが、小生がこね回していた丁度その時間、1月10日に13時頃か、あの孫さんがジョコウイと会談し、新首都建設に1,000億ドル(USD 100 miliar = 1,400兆ルピア:)もの支援を迫っていたのである。中に立ったルフット大臣はToo Good to be Trueと驚いていた。確かに、ちょっと前の報道では“新首都の開発には 466 兆ルピア(約3兆 4,880 億円) と巨大な費用がかかると試算されており、中央政府は先ごろ、このうち2割弱を拠出する方針を表明した”と言われていたものであるからである。必要と言っている金の2倍もの物を差し出されると誰でも面食らうだろう。
孫さんは確かに大統領と会うのは会ったようで、その時メディア・クルーは取材から追い出されたそうであるので、詳細不明であるが、大統領は新首都の面積を “今のジャカルタの面積は66.000haであるが新首都は256,000haに達する”と説明したようである。
そして、この日を迎えるちょい前の12月のニュースには
“12/16 新首都建設では韓国と提携:ジョコウィが方針。”と言うのがあったが、孫さんの今日のジョコウイ会談はこの延長にあるものと思ったのである。
小生がおどろき通しの、孫さんのおどろき話の最初は、7月の最初のジョコウイ会談で2000億ドルのVision Fundの大きさであったが、 次いでその行き先のCLOの危険の噂であり、年末から正月にかけての変身を思わせる素早さで、それに輪をかけたのがジョコウイの言う新首都の膨張である。 新首都はジャカルタの4倍の大きさで、パリ市と比較したらさっき締めたブログでは17倍で、小さく改定されるかと思いきや、逆に24倍に太っていた。 以上は報道をそのままつなげたである。
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追(1月19日):上記の1,400兆ルピアの話はその後、日経新聞などでは金額は示されなかった報道になっていたので気になっていたが、確かにその様でもあった。小生が見たのは1月9日のCNBCのニュースであった。その後 昨日、朝日新聞・ロイターでは400億ドルの数字がでてきたがこれもルフット調整相の談である。大統領は17日記者団への発表で、これら外国からのお金は借金で、彼らの投資であり、政府保証もしない事や首都移転計画を検討する審議会のメンバーにアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド皇太子と英国のブレア元首相、孫氏を任命し、彼らには報酬はないと言明している。孫氏については国名の記載がない。
1月13日のKompas誌は大統領は未だ審議会の長は未決定であること、又新首都はスマートシティのEVの新首都交通を目指すことを確認した。