月初の報道でインドネシアの2022年の民間投資総額が1,207兆ルピア(約10兆円)と報道されていたが、この数字をどう聞くのか、私として一口では評価が出来ないので日本との比較をやって見た。
日本の民間資本投資は87兆円と言うのを見たので、それだと9:1で、凡そインドネシアは日本の1/10である。昔はよく比較すると1/100の時代を過ごして来た小生は、最近1/10になった数字に出会う事が多く、既に頭は切り替えていたので納得した。
そうこうしている内に、インドネシアの国内総生産の統計が出て来たのでその中の位置づけを見ることにした。
A. インドネシアの2022年国内総生産は以下の通りである。
単位はインドネシアは兆ルピアを適宜@120で換算した円貨を付記
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Pengeluaran Konsumsi Rumah Tangga 10,160 ¥85
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Pengeluaran Konsumsi LNPRT 229 ¥2
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Pengeluaran Konsumsi Pemerintah 1,501 ¥13
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Pembentukan Modal Tetap Bruto 5,697 ¥47
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Perubahan Inventori 129 ¥1
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Ekspor Barang dan Jasa 4,798 ¥40
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Dikurangi Impor Barang dan Jasa 4,094 ¥34
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Diskrepansi Statistik 1,168 ¥10
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Produk Domestik Bruto (PDB)=GDP 19,588 ¥163
B. 一方日本の国民総生産の数字 残念ながら2021年しかない。
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民間最終消費支出 ¥296
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政府最終消費支出 ¥119
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総固定資本形成 ¥141
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在庫変動 ¥1
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財貨・サービスの輸出 ¥104
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財貨・サービスの輸入 ¥110
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国内総生産 GDP ¥550
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海外からの所得 ¥41
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海外に対する所得 ¥12
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国民総所得(GNI) ¥ 580
比較はインドネシア語の意味は下の日本語と同じ故、番号で比較できるが、日本は貿易収支(或いは経常収支)は赤字だが資本収支は黒と言う事に合致する10番の国民総所得(GNI)迄あるが、インドネシアはこれは逆に赤字だろうが今は無視しておこう。
若干冒頭で述べた点に少し補足すると、3は民間も公的機関も含む総固定資本形成であったのでそれだとイ:日は41:141で1/3と修正せねばならない。総合のGDPなら163:550でありやはり1/3程度まで迫っているという事である。冒頭で触れた87兆は民間企業設備である。その数字とBKPMのRp1,207 (\10兆)との比較では国営企業はどうなのか金融部門はどうなのかを見ないといけないが、いずれにしてもここではインドネシアは1/100から1/10となり今や1/3となっているのだ。輸出ではサービス輸出迄含めても40:104であるので財貨(物Barang)だと同格であろう。 相当、我々の頭の中を掃除して入れ替えておかねばならないようだ。
日本は嘗ての貿易立国、産業立国の掛け声が無くなったことが大きいのだろう。
日本再生の鍵番号5に入れておこう
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産業立国・貿易立国の掛け声をもう一度
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お詫び:文書の表のアップは旨くできてないのでお詫びします。