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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

LANDHUIS CILILITANもある

先日検索確定に往生したLandhuis Cilincingの他に、似たようなLandhuis Cililitanもある。こちらは別名Cililitan Besarいは “Rumah Tinggi”われ、Kramat Jati町POLRI病院にあり、現在住民んでんでいる申し訳なさそうに壁にこの建物の主人の名前表示があるが、それには“Hendrik Laurens Van de Crap 1775”と書かれている。

 というのは、或るインドネシアの青年が、カメラ片手に冒険してくれたので、さも行ったかの如き表現になったのであるが、このLandhuisの写真は、この正面が10本のトスカーナ風の白い柱で広い屋根を支える2階建てのJawa風の家で有名である。

Heuken氏の著述に依ればLebak Sirihとも呼ばれたそうで、大きな屋根が2階の居住者には涼しい環境を与えるが、1階は当時色んな動物も入り込む恐れもあったそうな。


 

それにしても2階は暗くなりそうで今では住みたいとは思えない。同じころPalmerahにあったLandhuis Jepangの様式とも同じで、現代ではスカルノハッタの屋根の形状がこれ等と同じでである。

 

さて、ここに行くにはCawangからJagorawiとかボゴール街道で南に下る訳だが、真っすぐSutoyo通りを下って来てKramat Jatiの越えた所でJl.Rs.POLRIの通りを左に取ると見えてくるようだが、小生なら昔通ったHalim飛行場に向かい飛行場に入らずそこから道なりにJagorawi高速を越えると直ぐの様だ。

元々この家には1階に5部屋、2階に5部屋の10の部屋があり、正面は大きな広場になっており、4面がオープンだったが、オープンであったことが現代では命取りとなり、軒先迄家々が迫って建てられ、ひしめき合う部屋の塊り状となり、其処に暗い狭い路地を辿ると元の部屋に行きつくようで、蟻が大きな動物を食い殺すがごとく飲み込まれた感じである。

 

今更見学もできまいし、保護すべき記念遺蹟としての価値も無くなっているのではないだろうか。念の為住所を記すとNo.5 、RT5RW5、Kramat Jatiである。 行くとしてもLippo Mall Kramat Jatiくらいかな。