2023-12-02 インドネシアの航空会社事情 BouraquからTrans Nusa 経済 産業 エクゼクティブ Trans Nusa たいそうなタイトルであるがインドネシアの航空会社は昔から数を多く、スハルトかスカルノ時代だったか暴落航空とか曼荼羅航空があった。いつぞやのブログで27航空会社を数えたことがあった。(2013年の“27航空会社とMerpati Airlines”) そしてその頂点にガルダが世界のBest Airlineに選ばれた頃は、私もガルーダ・マイレージ・ファンだったこともあったが、頭取の不祥事でそれこそ暴落してしまった。 この頃はようやく、COPID19から立ち直ったかに見える。 ガルーダ航空が、成田~デンパサール便を毎日運航できるようになったのは、この11月からだ。 このところ、なぜか航空会社のニュースが集中したが、その中にトランスヌサ航空が登場する。曰く 11/20 トランスヌサ航空、ジャカルタ~シンガポール線就航。 10/11 トランスヌサ・エアー、ジャカルタ~広州路線就航へ 3/18 トランスヌサ航空、ジャカルタ~KL 就航へ、4 月から毎日 2 往復 PT TransNusa Aviation Mandiriは TransNusaとして運営され、ジャカルタ・スカルノ・ハッタ国際空港を拠点とするインドネシアの格安航空会社である。2005年8月に開始され、ペリタ航空とトリガナ航空サービスからチャーターされた航空機を使用して、ティモールのクパンからさまざまな目的地にサービスを提供していたが、2011年8月、定期民間航空会社の許可を取得したがCOVID-19で一時的に運航を停止した後、2022年に格安航空会社として再出発したばかりである。 2022年初頭、現在中国航空機リースグループ(CALC)が支援し、一部を所有しているこの航空会社は、エアバスA320neoとコマックARJ21の混合機を運航することを発表し、トランスヌサは後者の航空機の最初の外国運航者になった。 会社のマジョリティ保有者にLeo Budimanがおり、彼はLink Asia グループの副会長である。Nanyang Technological University卒である。あと一人キーマンにBayu Sutantoがおり、彼はワシントン州立大学卒でありINACAの事務総長である。 インドネシアは、東南アジアで群を抜いて最大の民間航空市場でIATAは昨年、インドネシアは世界で10番目に大きな民間航空市場であり、2039年までに4番目に大きな市場になると予測している。 IATA(国際航空運送協会)によれば今後20年間で予想される旅客者数の増加予測トップ5は以下の国々となっています。 1位:中国(+9億2100万人増、合計15億人)2位:米国(+4億100万人増、合計11億人)3位:インド(+3億3700万人増、合計4億7800万人)4位:インドネシア(+2億3500万人増、合計3億5500万人)5位:トルコ(+1億1900万人増、合計1億9600万人) 航空会社にはガルーダ航空のほか、バティック・エア、シティリンク、カルスター・アビエーション、ライオンエア、トランスヌサ、ウイングス・エア、エクスプレス・エア、スリウィジャヤ航空とNAMエアなどがあるが、評価は未だ低いようだ。 この中で傘下にウイングスエアー、バティックエアーをもつライオンエア(Lion air)はタイ・ライオンエア(タイ)、マンダリン航空(マレーシア)も持つ1999年創業のインドネシアの民間空港会社である。