今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

MMの謎にせまる

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pintu masuk sama2
ファサンタ・イノパークは関係者が多く、結局は誰が船頭なのかストンと頷けるものがない。
確信持てることは現地の事業者SSSが堂々の主格と言うことでこれは置いといて日本が絡むところを攻めて行こう。
手始めにこの中で唯一のJKT上場企業であるPT. BEKASI FAJAR INDUSTRIAL ESTATE TBKが確実な情報が取れるので以下に関連事項を記録してみる。
会社は1989年CIBITUNGで不動産開発会社として設立される、メイン株主はPT. Argo Manunggal Land Developmentである。1990年この会社所有土地の一部(?)に日系企業誘致を目指した工場団地開発のため別会社として丸紅主導の合弁会社(Megalopolis Manunggal Industrial Develop.;MMID)を設立、以降BEKASI FAJARとMMIDはそれぞれ隣接所有地で進出誘致活動を継続、2012年本体事業のBEKASI FAJAR社に大和ハウスが2012年10%参加した。 
2012年上場(上場コードBEST)、現在BESTの社長は小尾吉弘氏、他に浅井氏が取締役だが、あとThe Ning KingからではThe Nicholas氏が副会長にいるが親族だろう。小尾氏は元丸紅でMMIDの社長をしてきたと紹介されている。浅井氏は大和ハウスからの出向のようだ。関係会社にはBekasi MatraとかBest Sinarはあっても2018年時点ではMMIDはいない。
BESTは2012年会社ロゴをBeFaに変更したがこの年MMIDの古尾氏をスカウトしBeFaの社長に抜擢したのであろう。BESTの届けの内容からは以上である。

MMIDは最初MM2000(Megaropolis Manunggal 2000)だったと思うがこれ、つまり丸紅主導(60%)の805ha( 現在では完売し第4期に移行中か)を言うものと理解していたが、BeFaとの接点が緩やかになりBeFaの守備範囲(1,450ha++)も含めた一帯を言うが如しのようだ。 1990年MMDIを設立したというが、子会社リストには現在は入ってない。MMDIを保有するマヌンガル側で、Argo Manungalの他の会社に移譲移転したか、複数の会社の持ち分(子会社から関係会社化?)に変更したのであろう。
2015年頃か丸紅主導のMMIDがオフイスビルを建設中であったが、その敷地は自分の土地か或いはBeFaであったかもしれない。もうこうなったらMMIDもBeFa(argomanunggalgroup)も営業においては本社事務所も経営意思もMM2100標榜マーケティングも一体であろうと推定した。そしてその後三菱商事が出てきたが、その出て来方をみると、多分部分的、或いは建設だけの、協業であるのかも知れない。(少なくともVasanta100haなのか12haなのか、どの建物か)しかし、マヌンガルのボスからもSSS社の新進事業者からも、丸紅(特に古尾氏)や大和ハウスも、三菱商事も大いなるアイデアと果敢なチャレンジを感謝されている事だけは感じることが出来た。
パソコンがコロナにやられそうなのでまた、一旦筆を置く。

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daiwa Manunggal
団地マップを大和マヌンガルからキャッチした。グレーがMMID、ブラウンがBeFa,グリーン拡張?
ピンク Vasanta?