今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

凋落日本の水産業、伸びたイから学ぶか

魚を焼きながら考えた。魚はやっぱりほっけだ。トロがうまいうまいと自慢するから今じゃ外国人が食べ放題になってしまった。そして日本の漁師が外貨を稼いでくれるならともかく、秘密にしておきたい気持ちがある。しかし今日の、このホッケはアメリカ産だった。
海の民なら男ならともてはやされて育った時代の男にはいつまでも日本漁業は世界一だと思っていたが今じゃ、驚く勿れインドネシアの1/6らしい。

f:id:nishimikyohei:20200326102250g:plain漁獲量の世界ランキングでは下表の如くインドネシアが堂々第2位、日本は7位で量の単位が違う位である。今や8位に落ちているやに聞くが、韓国より上で良かったと胸を摩る様ではおしまいである。昔、ジャカルタでは汚いパッサールイカンに出かけた思い出や、又冷凍輸送設備のない時代の町の市場の印象が残っている。
 
国 キャプチャ 養殖 合計
China
17,800,000 63,700,000 81,500,000
Indonesia
6,584,419 16,600,000 23,200,000
India
5,082,332 5,703,002 10,800,000
Vietnam
2,785,940 3,634,531 6,420,471
United States
4,931,017 444,369 5,375,386
Russia
4,773,413 173,840 4,947,253
Japan
3,275,263 1,067,994 4,343,257
Philippines
2,027,992 2,200,914 4,228,906
Peru
3,811,802 100,187 3,911,989
Bangladesh
1,674,770 2,203,554 3,878,324
Norway
2,203,360 1,326,216 3,529,576
South Korea
1,395,951 1,859,220 3,255,171

自然からの漁獲は既に頭打ちであり、この伸びている部分は養殖である。養殖だけでは日本は10位グループになろうか。インドネシアは、日本のエビやマグロの輸入先で有名で全体では4,000千トンもの輸出で漁業は国民総生産では2.8%である。
輸出の伸ばすなら漁獲量を挙げなければならないが、同時に魚が苦手な海外の需要喚起のための販促(味見させる見本活動など)が必要なことに行きついた。
充実したFAOのデータをアップしたが国旗迄どう反映するか見物である。あとは水産省より。