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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

グレタの赤い椿姫とグランドホテル

レンコンのダーンモゴットからグレタガルボにつなげるのは、共通となるのが、ダとグの文字の形と濁音だけであるので難しいが、断捨離も忘れ、昔の映画鑑賞に耽っている。

f:id:nishimikyohei:20200527134531j:plainグレタはYoutubeの忘れがたいハリウッド女優61人の中でも第3番目(ジーンアーサー、マレネ・ディトリッヒ)に出てくる大女優である。懐かしさに浸っていたが、調べてみると小生が生まれた時には彼女の栄光の頂点は過ぎており、この椿姫の映画も1936年で、他の代表作のマタハリ(1931年)も、グランドホテル(1932年)も、アンナカレリナ(1935年)も終わっていた。 

f:id:nishimikyohei:20200527134120p:plainグランドホテルと言えば、多分当時の世界のトップの豪華な名門ホテルと思うが、ジャカルタには無く日本ではどうかと思い起こすと横浜にあったことを思いだした。
山下公園を抱えて海を見渡せるところにあったが、足を踏み入れる迄には至らなかった。
その後、読んだ浅田次郎の「日輪の遺産」で 終戦直前に陸軍保有の財宝の隠匿命令書の受け渡し場所に使われたのがこのホテルだったことを知り、その時はパソコンで隠し場所の多摩の米軍接収地辺りをグーグルするに終わったことを思いだす。
椿姫の相手役はロバートテイラーで、こちらの方が良く知っている気がしたが。むしろ知っているタイトルはあの「哀愁」と「クオヴァディス」だけだった。彼は1911年―1969年であるが彼女は1905年-1990年である。 1990年と言えばジャカルタに居た時だったのだ。
二人とも美しさが光っている。途方もない出演料だったというが、破れることのない歴史が好きだ。