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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

Grab経営トップ、ネネン女史の先達企業活動


Neneng Goenadi
、Kota Masa depan

データセンタ―の続きか、アクセンチュアなる会社に出会った。名前から金融関連かとも思ったが世界の著名なITサービス会社らしい。

ここのインドネシア法人のトップはインドネシア人のそれも女性が起用されている。それだけ優秀なることの証左であろうが、名前はNeneng Goenadiである。

しかし彼女はここで5年の責任を果たした後、2019年にはGrab Indonesia のトップにスカウトされていた。

ネネンは米国のクリーブランド州立大学で金融のMBA学位を取得した後、1990年からAccentureで働いており、その時代に、Accentureの世界CEO助言機関のメンバー(アジア太平洋地域の責任者)として。そこでは女性・障害従業員に焦点を合わせた人材のインクルージョンダイバーシティ活動に貢献した。国際女性の日を記念したプログラムとして世界のトップ大学から20人を選別したMentoring Program(先達の知恵)もリードした。

 

Grab Indonesia では社長となるRidzki Kramadibrataの交替としてManaging Directorとなり30年に近いアクセンチュアインドネシア事業経験が生かされることが期待されている。

Grabは現在、サバンからメラウケまで、インドネシア全土の222都市で事業を展開して二輪車セグメントで60%の市場シェア、四輪車セグメントで70%の市場シェアを持ち、又フードデリバリーサービス、食料品とパッケージ、請求書の支払いとモバイルトップアップ、金融サービスを提供している。

通信・メディア大手のEMTEKグループの一員となったGrab Indonesiaは今Kota Masa Depan(Kolaborasi Nyata Untuk Masa Depan)明日の街(心の協業とも)と名ずけた全国の小企業に対する経営指導のMentoring Programをネットなどで提供している。

大手TVのEMTEK、タクシ―クラブのGrabとネットショップ大手BukalapakのIT先輩企業が企業育成に手を差し伸べる図である。