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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

この分野は初めてロジスティックスとは 

 昔、乙仲とか物流とか言われたロジスティックス分野であるが、発音と品詞に自信がなくあまり使ってこなかった。

最近の報道で、インドネシアでの国内ロジスティック・コストは高くGDP比14.3%であることを知った。これでも低下に成功しているようだが、日本や星の 8%には程遠い。冷凍輸送がようやく根付く程度だ。

複数の形の単数名詞の、ロジスティクス(Logistics)とは、モノの原材料調達から生産、管理、物流、販売などを全体的に一元的に管理する仕組・コンセプトで、モノつくりの効率化、コストの削減、顧客満足度の向上をめざすものである。 

インドネシアの業界の元締めは Asosiasi Logistik dan Forwarder Indonesia(ILFA)と言い、現在、Yukki Nugrahawan Hanafi が会長である。

また、2012年から2016年まではASEANフォワーダー協会連合会(AFFA)の副会長を務めた。彼の経歴でロジスティクスの世界の一端がわかる。

2008年にはインドネシア・ヤング・アントレプレナー(BPP HIPMI) の副会長、2015年、ALFIインスティテュート財団の会長に就任し、現在もこのポジションで物流とサプライチェーンの人材育成を担当していて、2016年には、ロジスティクスと輸送の専門職のコンピテンシー認定、検証、標準化の実施を担当する認可機関であるPT Logistik Insan Primaのコミッショナーを務めている。

事業ではForway Groupの最高経営責任者(CEO)として、またSiskem GroupやPT Nusa Inti Daya Energiなどインドネシアの複数の企業のコミッショナーも務めている。上場フレイターの Dewata Freight International Tbkの会長をつとめたこともある。

米国フロリダ州AHLEIとスイスのHIMで学び、インフォーマルな教育については、FIATA(Fédération Internationale des Associations de Transitaires et Assimilés / International Federation of Freight Forwarders Associations)のサプライチェーンマネジメントプログラムの高等ディプロマ、および国連ESCAP規格のALFIインスティテュートの国際フォワーディング基礎コースを取得したばかりである。国際的に通用するインドネシアのロジスティック業界の専門家である。2021年よりKADINの組織・法務担当副会頭を引き受けている。