今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

プラボヲで世界も隈なく政治的堕落

Monumen Trisakti

CNNインドネシアによると、人気度で1位になった大統領候補、プラボウォ・スビアントは、1998年にクーデターの首謀者として告発された後、今度はその償いなのか、国民に奉仕したいと述べていることを伝えている。 クーデターと言うのはスハルトの後任としてB・J・ハビビを大統領の座に就かせるためのクーデターと言うが、副大統領であったハビビが結局はなったわけであるので、小生にはクーデターを起こしたのは自分のためだったと感じている。

プラボウォは、この疑惑は証明されていないと、これを持ち出し、地域社会に奉仕したいがこの願望は憲法と国民の負託によってのみ行われると主張したそうで勝手ないいようである。

 

彼にはこうした陰謀、暴虐の話はこれだけでなく、この暴動の始まりであるジャカルタ暴動についても、扇動を主導した疑いがある他、東ティモール民族解放軍司令官のシャナナ・グスマンの捕獲、パプアにおける人権問題、最大のスハルトのライバルのムルダニ派の粛清、通称ニンジャによる扇動や連続暗殺など手をくだし、その後もウラマーなど主要な活動家を特殊部隊によって拉致監禁し、そのうち13名は失踪したままとなっているそうで,そのような嫌疑のある人物が人気度1位とはインドネシアにはがっかりである。

 

スハルト娘とは離婚したので義父ではなくなったが、1965年の9月30日事件では、共産党のク-デタ―を逆クーデターで1日で制圧した義父スハルトの当時コストラードの司令官の鮮やかさを再現を図ったようだなどいわれたことを思い出した。

 

こんどはジョコウイ大統領の馬脚を現したKKNの所業とセットで万が一にも勝利を得たなら、それが潮時となろう。

しかし世界は見渡す限り、真の政治家不在だ。 日本は今、政治家不要論が出てきた。 私が思うに、46地方自治政府に47番目の大選挙区中央政府があればいいだろう。 その中央政府議員数規模は47x1~3名程度で十分だ。