今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

レンパン・エコ・シティにWinata の影

レンパンとは聞きなれない地名だが、調べるとバタムであった。

バタムは行政的にバタム市に属したバタム島とバタム島の南のこのRempang島とさらに南に接するGalang島及び西のBulan島を主要4島とする群島からなる。3島は橋でつながっており3島の頭文字を使ったBarelangと呼ばれる。このRempang島を開発するRempang Eco Cityの土地使用権は16,583 hectares と巨大なものであり有効期間も80年でありバタム支庁がPT Makmur Elok Grahaに与えている。

この権利は、2004年8月から発効している協定によって当時の事業計画は、排他的総合観光圏(KWTE)と呼ばれていた。しかし、汚職疑惑で計画は頓挫していたが、十数年後、今年9月にこのプロジェクトは復活し、 Batam Indonesia Free Zone Authority (BP Batam) とのジョイント・オペレーションとして中央政府の国家戦略プロジェクト 2023 National Strategic Program (PSN)のリストに加わった。

 

これは中國のXinyi Glassの、世界最大のガラス工場を含む太陽光発電事業に使われるようだ。

これだけ広いと全島では足りず Subang Masにも伸びており住民は南のGalang島に移住させられる。住民は移転に反対しており、やはりインドネシアでも行政の代執行があるのか、我一人見守っている。

このプロジェクトのバックにはTomy Winataの役割があった。