今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

レジ袋禁止!日イのプラごみ対策

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ジャカルタでは永くくすぶっていたレジ袋禁止令が出され7月から実施されることになった。小生はもう何年もスーパー・コンドミでの買い物バックは持参しており、こういう動きに対して何とも動ずることはないが、実際禁止を想像すると、実は自室のゴミ箱への内袋として使用していた部分もあるので、これもなくなるのだと、その先を想像していると色々と問題があることが想起されてくる。自室のごみは更に炊事場の生ごみなどと一緒に市が使用を強制する大型プラ袋に入れて捨てるが、その大袋を使用するにはスーパーのレジ袋で小袋に入れながら貯めて行くので、これがないとなると居間の隅に置いている市・強制の袋に生ごみなど直接入れて部屋が臭くなる姿が浮かんでくる。新聞紙でも代用するとして、その前にこの行政府が強制するプラ袋自体がその処分が問題となる訳だが、この段階ではプラスティック製品と生ごみは分別処理されるので、この家庭排出の流れでは行き先は、少なくとも海洋に投棄されるはずはないので、めでたしx 2と第一次結論的には方が付くことになる。
海洋投棄されるような場合、クジラなどが消化できず死に至る無残な話は、良く知っているが、それ以上に、プラごみは破砕されても超微細なミクロの単位で地球上から消えることはなく、人間の口に戻ってくる話であるから、我々一人一人はその恐ろしさを肝に銘じて決められた処分法を守ることが重要である。
日本では7月から有料制にするという。禁止にせよ、有料にせよどちらも消費者個人に迫る政策であり、産業界の対策がそれ以上に問題にされねばならない。
こうした廃棄プラステックは日本では殆どが焼却処分らしい。燃えにくい生ごみと一緒に燃やすと石油系の廃プラは火力が増すとか、製鉄プロセスの石炭と燃やす補助剤にもなるとか、この焼却を、リサイクルにカウントしている日本政府のリサイクル自慢は、まやかしである。焼却処理は毎年襲ってくる天候災害の地球温暖化を元凶の一つになるのである。つまり、ジャカルタも日本政府もレジ袋を海洋汚染だけに焦点を合しているだけでそれは環境問題対策の一部に過ぎなかったのである。
理屈や言い訳はいいから、政府や産業界は、分解性プラスティックの製法開発やバイオマス・プラスティックの普及に成果を上げること、或いは、リユースや リプロデュースと云う本来のリサイクルを高めて行って欲しいものである。