今さら 日イのはてな

「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

資源問題はゼロが目標

Zero emission for plastic

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recycle?
プラごみの行き先で、日本では大半が焼却されるのでリサイクルはまやかしだとレポートしたが、それはForbes誌の夫馬氏の論文「世界基準からズレた日本の「プラごみリサイクル率84%」の実態」が下敷きになっている。細かな表現で異なるかも知れないが、世界はr-PETの時代だそうだ。
市のごみ処理のサイトを見ると「プラスチック製容器包装類」として分別回収したあと、中間業者がPETボトルとその他に分け、このPETのみ(?)「日本容器包装リサイクル協会」にリサイクルを委託する動画が紹介されている。協会の名前に包装とあるが問題のレジ袋は余り明確ではないが、多分その他と共に製鉄炉に入れて焼却されるようで、ここでゴミがコークスとなると屁理屈を言っているようである。
国全体の統計からは別の物質にリサイクルする率は13%のみであることや地方市町村で燃やすゴミに分別することもあるので夫馬論文は正しいと言える。そしてこの焼却は地球温暖化問題の他に、一寸昔はダイオキシン問題で大騒ぎしたことを忘れていた。この問題は焼却で出る量の削減対策が効を奏したのか、或いは体内摂取される量の危険度合の見方の変化で収まった形であるが、それはごみの焼却を野放図に認める理屈にはならない。
地球温暖化やごみ問題を問題化にすること自体を批判する、大人たちが堂々と表に出て来たがるが、毒性物資の地球上の堆積は事実としてあるのであるから、今の人間たちが出来る対策は批判したり、否定する事ではなく、地球に良いことなら何でもやってみることが重要である。

しかしながら、今日もあちこちでゴミ回収車に出会うが、従事する人達の働きぶりには感謝する毎日である。 今の夜の中で一番偉い人たちのひとりだと思う。

環境問題はゼロを目標とするものである。出したごみは回収し、伐採したパームは植え戻す、剪定で枯らした植木は再植樹する、取った石油は戻してほしいものだ。

そういえば昔インドネシアで、あれだけ購入し集めたインドネシアポップなどのカセットは、
プラスチックではなく燃やすゴミに分別されることを今日知った。