人生宗教文学の話ではない。インドネシアのSCBDに所在する高層ビルの名前である。多くは後ろにタワーが付くのでここではタワーに統一しておこう。SCBDはWinataが開発する重ね瓢箪印の地域であるがスデイルマンの名前が付いているし、スノパティ通りにつながっているので、ガトットスブロト通りの三つの通りが形成する逆コの字型の地域としよう。ここには多くのビルが重ね合っているのでどれがどれか分からなくなる。まずはスデルマン側からの空撮写真を見ると中央にあるのがSequis Towerで右側がEnergy Tower、左側がEquity Towerである。Sequisのビル壁は竹林模様、Equityが菱形格子模様、Energyは直線細スジ模様としておこうか。これらの模様は覚えておくと、他の写真を見ても土地勘が湧くので都合がよい。
少し離れて別の写真を見ると、このEquityとEnergyの奥にひときわ高い黒いビルがあるが、これはTreasury Towerである。そしてその横に二つ黒っぽく見えるのは、Prosperity TowerとRevenue或いはEternity Towerである。この三つはDistrict 8地区のにある 11個のタワー群の中の3つである。ここには未だDistrict 8 Office 1.2.3とかResidence 8 Soenopati A.B.C.と言う仮称のままのものが多い。Oakwoodと言うのとLangham(Hotel)と言うのもある。Infinityという名前もあるようだがRevenueが変更されたのかも知れない。
しかし最初のSequisは固有名詞であるが、EnergyやEquityの普通抽象名詞を経てRevenue・Prosperty・Treasuryの財務の富からEternity/Ininityの永遠の無限への宗教の世界にはいっている。日本では地名かオーナーの企業名しかつかないが、インドネシア富豪たちの情緒性に頭が下がるものがある。 場所を移せばTrinityとかDestinyとか、更にいろいろある。
階数と高さを示すと;
Treasury 57階 280m
Equity 44階 220m
Energy 40階 220m
Sequis 40階 206m
Eternity 51階 205m
Infinity 51階 205m
Revenue Towerは、或るサイトでは 52階、260mであるがDevelopperは不明となっている。
最後に、借用した富の塊の写真を味わってみよう。