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「ジャカルタ新旧あれこれ」の合間に

2番手Tanokoの躍進 AvianとCleo

インドネシアの化学産業の上場大手にはCandra Asri と Barito Pacific に次いで3番手にAvia Avian Tbk がある。この10月にCirebonに第三の塗料工場を建設するニュースがあった。 報道によればこのチレボン工場は投資額は7,500億ルピアで国内最大規模の塗料工場でシドアルジョ工場、バンテン州セラン工場に続く3カ所目である。

同社はAvian Brandsとも言うが、1978年(1962年)にSoetikno Tanoko(Tan Tek Swie)によって設立された塗料メーカーである。現在Hermanto & Wijono Tanokoが会社トップに名を連ねている。

Tanoko氏と言えばメダン出身の複業企業RGMグループの Sukanto 氏が有名だがこちらはSidoarjo出身で最近こちらのTanokoの方がのしてきておりSukanto氏は2022年Forbes誌で富豪第15位であるがHermanto & Wijono Tanokoとしては資産30憶ドルの10位である。

Hermantoは5星ホテルを所有しておりVasaとかCleo Business HotelとかHotel Solarisと言い、 Tanly Hospitalityは豪華ホテルである。

ホテルのほかTanobel Food (PT Sariguna Primatirta、Cleo飲料水で有名)の会長である。 

ここまで来てCLEOブランドの飲料水は、かって飲料水産業のエクゼクティブで紹介していたことを思い出した。シリーズ46号で冒頭のみ引用すると:

「飲料水メーカーSariguna社は最近ニュースに頻繁に登場している。規模が大きな会社である。本年、飲料水3工場を拡張し、全国隅々に行きわたるよう33工場態勢にするそうである。2021年末時点で、国内 27 カ所に工場を構えている。2022年にも3工場増設しており、拡張も入れて総生産能力 53 億リットル態勢でシェアー第2位を確固としている。」(23年3月号収録)